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播州・力持ち神事

越谷市へ伺った翌年、私は2度目の訪問となる姫路市へ。

目的は、大津区の「天満力持ち神事」の見学と、
網干区の魚吹(うすき)八幡神社にある卯之助像を見に。

そしてもう一つ、浪速の長州力さんと岐阜の大江誉志さんが
ここで石を担ぐというので、これはもう、しっかり見ておかねば、と。

初対面のお二人でしたが、すぐ打ち解けました。
大江さんは奥様とご一緒。愛犬さくらちゃんも同行です。

期待以上の素晴らしい一日となりました。

なんだか過去を振り返る話ばかりになりましたねぇ。
やっぱり年かなぁ。

でもまあ、ばあばの昔話と思って、聞いてください。

「天満力持ち神事」(姫路市無形文化財)です。
蛭子神社と神明神社の両方で行います。写真は蛭子神社です。

天満の若者が「男になる日」です。

CIMG2567_20210427193641897.jpg

「播州秋祭り」の真っ最中。

この神事もその一つで、境内になだれ込んだ神輿が次々去った後、
社殿の前に土俵を描いて、そこで行われました。

土地の者以外はこの土俵へは入れないという厳しい掟があるため、
浪速さんと大江さんは誰もいなくなった境内で挑戦。

この日、大江さんは二つの神社で、
昭和10年以来、誰も担げなかった「上がらずの石」を見事に肩にのせました。

神明神社で122㎏、蛭子神社で137.5㎏、
もう一か所で同等の石の計3個を挙げています。

重さはもちろん、石の大きさを見てください。
現在大江さんは引退。

もうこのように美しく石を持つ人は出てこないだろうと私は思っています。

まさに、「現代の三ノ宮卯之助」
名を刻んで、どこかに残せないものだろうか。

CIMG2637.jpg

翌日私は、網干区へ。

早朝の魚吹八幡神社で、念願の卯之助像と対面。

卯之助は48歳でこの世を去る10年ほど前から、
力持ち興行の旅に明け暮れていました。

天保11年(1840)、魚吹八幡神社の氏子・網干廻船の船仲間の招きで、
ここで力持ち興行を開いた。

この像は、
卯之助の偉業と土地の歴史を後世に伝えるため、平成18年に建立。

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兵庫県姫路市網干区・魚吹八幡神社

さて、そうこうしているうちに、外が騒がしくなりました。

各地区の神輿が御旅所へ巡行する途中、
みんなこの神社の前で神輿を高々放りあげてご挨拶です。

老いも、

CIMG2675 (2)

やんちゃも、

CIMG2683_2021042721215344d.jpg

坊やも、

CIMG2718 (2)

嬢ちゃんも、

CIMG2730_20210427213010514.jpg


ヨーイヤサー チョーサー!


CIMG2676 (3)


ーーーーーこむら返りその後ーーーーー

こむら返りが完全に消えたわけではない。ただ、かなり軽減してきた。

ミネラル不足もあるのだろうけど、問題は腰。
10代の頃の腰椎麻酔の失敗、その後の交通事故で腰はかなり痛めた。

加えて左足がリンパ浮腫という病気になって、
常時、片方だけ医療用の圧迫ストッキングを着用。
ロボット状の足と生身の足で歩くからバランスが取りにくく腰に負担がかかる。

そんな私の歩き方が気になるのか、
「威張って歩いているから、すぐわかる」
と親しくもないご近所さんから会うたびに言われて、暗い気持ちに。

文章でははっきりモノが言えるのに、対人ではとっさに言葉が出ず、
いつもあいまいな笑いでその場から逃げてしまう。
そのくせ、家に帰ると猛烈な自己嫌悪にさいなまれる。

バカだね、私って。

      ーーーーー◇ーーーーー

高島先生ブログ(5月1日)

「埼玉県朝霞市下内間木・氷川神社」


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こんにちは。

昨日の暴風雨は大丈夫でしたか?
今朝のニュースではかなりの被害が出ているようです。

加えて、お体には十分お気を付けください。

素晴らしいことです

姫さま、人間は、みんな、それぞれに自分をバカだと
思う時が、あるんじゃないでしょうか。

私から見た姫さまは
清濁併せ吞む、よからっぺタイプではなく、
勧善懲悪時代に純粋培養されたふる~い人間じゃ
ござんせんでしょうかね。

信じたものは曲げられない
何事にも真剣に取り組んで真実を突き止めないではいられない
正に、損な性格。

世界が称賛した江戸時代の日本人の血を
そのまま受け継いだのではござんせんでしょうか?
素晴らしい大事なことで、うらやましいです。

歩く時も、ピシット背筋が伸びて正しい姿勢で歩ける。
加齢とともに尚更、大事なことです。
見る人によっては、威張っているように見えるのかもしれません

「威張ってんじゃない! 皆さんも背筋を伸ばして歩きましょう」
って言って上げられたら・・・ねエ!。

one0522さんへ

お気遣いありがとうございます。
被害は幕末、武士たちが入植した牧之原で、幸い、私のところはものすごい雷で停電したぐらいです。

今までの病気やケガ+老化でいろいろ出てくることを実感しています。でも元気です。今はコロナを避けての隠遁生活で、少々飽きてきました。

tenmugensyunさんへ

ありがとうございます。
今思えば、子供のころから集団生活から浮いていたと思います。
母からは「何を考えているかわからない気味のわるい子」といわれていましたから、今なら何か病名がつくかも。

ただ小学一年生のときの先生が「観察力、洞察力、読解力が非常に優れている」と通信簿に書いてくれたおかげで、母を黙らせることが出来ました。本が大好きでしたが、児童書は大嫌いで、大人の本と詩集と貸本屋の読み切り小説ばかり読んでいました。

周囲からよく言われたのは「何でそんなに人に遠慮するのか」「他人より自分を大事にしなきゃだめだよ」と。おっしゃるように損な性格なんでしょうね。裏表とか、器用じゃないんです。

足の病気は幸い軽い方ですが、以前、歴史散歩に参加した時、参加者の中年の女性から「歩き方がおかしい」と真似されたことがあります。見知らぬ参加者たちが見ていたし恥ずかしくて、意を決してズボンの裾をまくって足を見せたら、色々言い訳をして逃げていきました。

いじめられやすいんでしょうね。でもそれに気づくのは、ずっとあとになってからで。こういうピンとはずれで生きてきましたが、無事、今がありますからまあ、いいかと思っております。

知りませんでした

なんと、気味が悪い子。どころか、全てに感謝ですよ!
お母さんの理解を超えた才能だったのですネ。
病名をつければ天才。うらやましいかぎり。
ただそれだけに、無意識に自己主張を抑えざるを得なかったのでは。
そこで、引っ込み思案な性格。致し方なかったのでしょうね
これは、もったいないことでした。
足の不具合にも、丁寧に付き合って感謝ですね。

tenmugensyunさんへ

今、「スノーデン独白」を読み始めたところです。
システムエンジニアの仕事は、私にはチンプンカンプンですが、物事の感じ方にものすごく共感できて、なんかホッとしています。

読み終えたばかりの「カメのきた道」は、民俗学的な本と勘違いして借りたのですが、著者は化石爬虫類が専門の研究者で、2億年前からの亀の進化を追求した本でした。でも、一つのことを追う姿勢に魅了されました。

私はただふわふわ生きて来ただけの力石マニアにすぎませんが、石を通じてみなさまと得難い交流ができたのですから、いうことなしの人生です。

No title

すごい・・・。わたしも100kgくらいならイケルかなぁ~v-390

ピオの父ちゃんへ

ムリで~す!
「男になる」最低条件は、16貫(60㎏)ですから、まず、そこから始めてください。腰をしっかり落とさないとダメ。あとは呼吸法。歯が丈夫なこと。お腹に気を集中させること。おならが出ても笑わない。

とまあ偉そうに言いましたが、全部、経験者からの受け売り。私は10㎏の米袋がやっとです。

No title

現代の三ノ宮卯之助!!いやぁ、スゴイですね。

写真を観ているだけでも、ワクワクしますが、半端ない重さですよね。私じゃ微動だにしないでしょう!動かそうとしても腰を痛めるのがオチ(というか腰痛持ちなのですでに痛めていますが・・・)

でもこういう行事や文化をどうやって残していくのか、難しいなぁ。しかし、髙島先生や酒井さんや姫さんやヘイヘイさんや、全国各地で地道に記録遺したり、実践している皆さんにには本当に頭が下がる思いです。m(__)m

torikeraさんへ

スゴイでしょう。
力量は卯之助ですが、大江さんはハンサムな上に石を持った姿が美しいんです。江戸時代、美男の誉れ高かった力持ちに「木村与五郎」がいます。大判錦絵にも描かれていますが、「現代の木村与五郎」でもありますね。

普段、鍛錬しないまま石を持とうとすると腰を痛めます。昔は大ケガ防止のため、一人では担がない、先輩の指導で担ぐなどの規則があったそうです。

文化財に指定されたり文献として残すことで、力石はかろうじて後世に伝えられると思っています。トリケラさんの記事拝借、お願いしながらまだ。もう少し待っていてください。
プロフィール

雨宮清子(ちから姫)

Author:雨宮清子(ちから姫)
昔の若者たちのスポーツ「石上げ」に使われた「力石(ちからいし)」の歴史・民俗を調査研究しています。力石のことを少しでも知っていただけたら嬉しいです。

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