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石の検証

渋沢栄一と力石
04 /10 2021
「まだやるんですか? 渋沢石を」と、呆れられそうですが、

やるんです。

せっかくきれいな終わり方をしたのにねぇ。何事も引き際が肝心、
とは重々わかっているのですが、

なんか腑に落ちなくて気持ちが悪いのですよ。
白黒つけなきゃスッキリしないという、損な性格が出てしまいました。

肝心の石の検証、これをやっていきます。

石を語るからには、
やっぱり、2年前に所有者宅の石を見ておきたかった。

展示物としておめかしした石ではなく、放置されたままの石を。

そのときの石です。
上田市神畑・山崎製作所

埼玉県立歴史と民俗の博物館で石を見た斎藤氏は、
「写真の石とは違うような気がします」といってきましたが、

この写真を撮影した「神畑村誌」編さん者の方は、
「同じ石です」と明言。

ただ、この石がどういう経緯で埼玉の博物館に持ち込まれたかについては、
この撮影者も市のX氏もご存じないという。

となると、X氏が言うように、
「所有者と博物館との直接交渉で持ち込まれた」ということになる。

しかし、私はこんな疑問を持ちました。

地方にお住まいの一般の方が、数ある博物館からここを選んだり、
そこでこの企画展をやるという情報を得ることなど不可能だし、

一方、博物館では確かな資料がない中、この個人宅に、
「渋沢ゆかりの力石」があることを知るなんてあり得ない、

両者の間に、しかるべき仲介者がいなくては成り立たない、と。

img20210409_01475674.jpg

私は地元の市立文化財資料館の運営委員をしていましたが、
この小さな資料館でさえ、
企画展の開催までの準備期間に1~2年はかかりました。

今回の埼玉の展示は、「NHK大河ドラマ特別展」とあり、
天下のNHKと連動しているような感じだし、

展示物も広範囲に、また217点と膨大なことから、
かなりの準備期間を要したはず。

また、第三者から展示物を借用する場合には、
市長名で「展示品等借用申請書」を相手方に出さなければならない。

ものによっては借用に金銭が伴うだろうし、保険もかけなければならない。

運送費の捻出には市の税金が使われるので、その決済も必要だから、
借用交渉には時間もお金もかかる。

上田市の地元の方数人からの情報では、

「埼玉の博物館の人が運送屋を連れて来て運んだと聞いている。
そのとき、ついでだからと重さを測ったら、103㎏あった。
所有者宅にあった古文書類も借りて行ったそうです」と。

仮に準備期間に2年かかったとしたら、
私がX氏と調査の交渉をしていたころということになります。

ムムム


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高島先生ブログ(4月9日)

「茨城県常総市向石下・香取神社」


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雨宮清子(ちから姫)

昔の若者たちが力くらべに使った「力石(ちからいし)」の歴史・民俗調査をしています。この消えゆく文化遺産のことをぜひ、知ってください。

ーーー主な著作と入選歴

「東海道ぶらぶら旅日記ー静岡二十二宿」「お母さんの歩いた山道」
「おかあさんは今、山登りに夢中」
「静岡の力石」
週刊金曜日ルポルタージュ大賞 
新日本文学賞 浦安文学賞