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こんなうるさい役所は初めてだ

「拒否」するかと思えば、「協力する」という。
なんなんだよ、これ。

ふと、「パワハラ」という言葉が脳裏をかすめた。

学生時代、女性の教授に叱られたことがある。
私がなにげなく、「女」という言葉を使ったときのことだ。

穏やかな美しい先生の顔が瞬時に険しくなって、こう詰問された。

「なんであなたは自分の性を自分自身で卑下するのですか!」

ポカンとした私に、先生はまっすぐ目を向けてこう言った。

「女性と言いなさい! 女性と」

このときの先生の真意は社会に出てからわかった。

私は出版社で編集者として働き出したが、
そこには想像もつかなかった男尊女卑がまかり通っていて、
女性は性の対象にしか見られていなかった。

あの時代、大学という男の権威者ばかりが巣くう狭い機関の中で、
あの先生は教授になった。

どんなに屈辱を受け、どんなに困難な道だったか容易に想像でき、
同時に、「自分を卑下するな」と言った気持ちが痛いほど理解できた。

埼玉県・権現堂堤の桜と菜の花
権現堂の桜

昔話が長くなりました。

たかが石ころ一つに、難題を吹っ掛けてくる状況。
その原因を、
私が「女」だからだろうと思い、師匠の高島先生へゲタを預けることにした。

これでひと安心と思ったのだが、先生から意外な電話を頂戴した。

「ぼくのところへも姫と同じことを言ってきたよ」

「えっ! 同じことって、あの、経歴書を出せとか?」

「そう」

「それはおかしいですよ。
だってX氏は先生の「長野の力石」を読んでいるんですよ。
当然、先生の経歴はとっくにご存知のはずではないですか」

「30数年、全国の役所の方々と接してきたけど、
こんなにうるさい役所は初めてだよ。どうする? 姫」

失礼極まりない対応だと腹を立てたけれど、私は決めた。

「先生、8月下旬ごろ伺いますと返事をしてください」


      ーーーーー◇ーーーーー

高島先生ブログ(4月5日)

「京都府与謝郡伊根町本庄・浦嶋神社」


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No title

役人なんか相手にしない方がいいです。怒りは寿命を縮めます。v-219

ピオの父ちゃんへ

ピオのとうちゃん、すでに戦いの火ぶたは切って落とされたのです。
「ただちに銀河猫帝国反乱軍の出動を要請します!」

「敵は堅固な「真田丸」に籠城中。兵は3000とも6000とも」

で、おもしろい本を読みました。
戦国時代の合戦は、半ば「乱取り」が目的で行われた。乱取りとは略奪のこと。モノはもちろん人間も。戦場では人買いの市場が開かれたっていうのですから、びっくりです。「戦いよりも乱取りこそが戦いの本番だった」んですって。

大河ドラマ「真田丸」にもそんな場面があったかどうか。

負けるが勝ち

姫様、「X氏」とのやり取り、どうなるのかと、次から次と、
次を楽しみにしてきました。
野次馬ですね。反省します。
不要な苛立ちを抑えて立ち向かう。
無抵抗で、言われるままに、対処し。
必要なものを手に入れてしまうが先。
苛立ちの時間は大変もったいない。2度と来ない。
ならば究極は、嫌な相手の幸せを願って対処。
「負けて勝て」です。
必要以外は相手にしないです。
いや~、言ちゃいました。
いろいろありますね。頑張って!


tenmugensyunさんへ

いや~、言っちゃいましたね。
「負けて勝つ」

ケンカをしているつもりは全くないのです。
ただ、「これって何だろ?何だろ?」と。
翻弄されっぱなしでアタフタ。
ただの力石なら「お好きにどうぞ」だったでしょうけど。

渋沢栄一は罪作りですね(笑)
プロフィール

雨宮清子(ちから姫)

Author:雨宮清子(ちから姫)
昔の若者たちのスポーツ「石上げ」に使われた「力石(ちからいし)」の歴史・民俗を調査研究しています。力石のことを少しでも知っていただけたら嬉しいです。

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