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偉大なひいじいちゃん

「かるた」です。

 「定七はぼくの偉大なひいじいちゃん」


所沢市・日月神社・肥沼ダ定七 (2)
肥沼家提供

肥沼定七(こいぬま さだしち)=文久元年(1861)七月十二日生まれ。

文久元年といえば幕末の動乱期。
この前年、
勝海舟たちが咸臨丸で、初の太平洋横断へ乗り出して行った。
 
眉目秀麗。
定七さん、なかなかのイケメンです。

その上、力持ちとくれば、村の娘っ子たちの胸を焦がしたはず。

定七の力石です。これを担いだのは二十歳のとき。
所沢市・日月神社・肥沼ダ定七 (3)
埼玉県所沢市北秋津・日月神社。72×39×29㎝ 

 「奉納 三拾五メ目 明治十三年辰一月吉日 肥沼定七」

この立派な台座は、
定七の孫の亞男氏が、平成十七年に奉納。

「石には神様の魂が宿っていて、
その神様の力をいただけたという感謝の気持ちから奉納した
と伝えられています」(北秋津物語)

台座の上に鎮座ましましている石。
知らない人が見たら、「なんだこりゃ?」だろうな。

そこんところが「エヘヘ、ウフフ」なんですけどね。

こちらは肥沼家の蔵の前に置かれた練習用の力石です。

所沢市・肥沼宅2
肥沼宅。54×43×34㎝

で、この「偉大なひいじいちゃん」のひ孫はどなたかというと、
知る人ぞ知る地方財政学の研究者、肥沼位昌(のりあき)氏です。

所沢市役所の職員で、
「図解 よくわかる自治体財政のしくみ」(学陽書房)の著者。

2002年初版から版を重ね、2015年に改訂版を出すというロングセラー。

「定七じいさんが練習をした石はどれなのか父に聞いたところ、
蔵の前のもみじの根元にある石ということがわかった。
その石ならば、私が子どものときから同じ場所に存在している」
 =肥沼位昌氏


 「定七は石もひ孫も世に残し」


※参考文献・写真提供/「埼玉の力石」高島愼助 岩田書院 2007

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雨宮清子(ちから姫)

Author:雨宮清子(ちから姫)
昔の若者たちのスポーツ「石上げ」に使われた「力石(ちからいし)」の歴史・民俗を調査研究しています。力石のことを少しでも知っていただけたら嬉しいです。

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