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万治石さん、寂しかろ

歴史を塗りかえた発見!
11 /25 2019
某役所からの写真使用の許可書、まだなんです。

♪ 待ちぼうけ 待ちぼうけ
    きょうは きょうはで 待ちぼうけ
    明日は 明日はで

なーんてのんびり待ってたら、ブログはたちまち草ぼうぼう。

なので、こんな「万治石」余話をー。

土の中から掘り出されたころの万治石です。
遠くからパンダくんが、心配そうに見ています。

「万治石さん、一人ぼっちじゃ寂しかろ」

IMG_6462.jpg
千葉県野田市今上・八幡神社

そこで、氏子さんたちは考えました。

「こんな石も出てきたから、両脇に置いてあげよう

IMG_6462 (2)

でもこの両脇の石、ただの石ではなかったのです。

よく見ると、石の表面になにやら文字が刻んであります。

ほら!

IMG_8997.jpg
27余×34×19㎝

もう少し見やすくしましょうか。

IMG_8997 (2)

斎藤氏、苦労して読みました。

   「奉納 二十□□」

なんと、これも力石だったのです。

ならばこちらもひょっとしてと、左側の石も見てみたら、

傷のような、へのへのもへじのような判読不能な切り付けがあった。

IMG_8991.jpg

斎藤氏が、
「もしかしたら、
境内にはまだまだ埋まっているかもしれませんね」と言ったら、

総代さん、
「もう、もう、そっとしておいて」と、笑いながら肩をすくめた。

そうよねえ。

私たちはよそから来て簡単に保存、保存と言うけれど、
やっぱりこれは無責任な押し付けでしかないものね。

だって保存する側にとっては、
経済的負担も大きいし、石よりほかに大事なことだってあるし。

この上、万治よりもっと古い石が出てきた日にゃあ、
これはもう、えらいこってす

というわけで、地下にあるかもしれない力石さんには、
あと二百年ぐらい眠っていただくことにしました。

IMG_6464.jpg

江戸川の土手下の小さな小さな八幡さま。

でもここには、どこにも負けない

豊かな歴史
あったかい人情が息づいておりました。


※写真・情報提供/斎藤氏


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雨宮清子(ちから姫)

昔の若者たちが力くらべに使った「力石(ちからいし)」の歴史・民俗調査をしています。この消えゆく文化遺産のことをぜひ、知ってください。

ーーー主な著作と入選歴

「東海道ぶらぶら旅日記ー静岡二十二宿」「お母さんの歩いた山道」
「おかあさんは今、山登りに夢中」
「静岡の力石」
週刊金曜日ルポルタージュ大賞 
新日本文学賞 浦安文学賞