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長熊の水神祭りとじゃがいも

民俗行事
06 /08 2014
早起きして、静岡市葵区長熊(ながくま)の水神祭りへ行ってきました。
安倍川の支流、中河内川沿いに点在する長熊集落。
そこに古くから伝わる厄落としの行事です。

前日までに、こんな鹿を作ります。


CIMG1374.jpg

ドクダミの花の目をつけた可愛らしい鹿です。
この鹿を対岸の岩場に置きます。
そしてこちら側から石をぶつけて川へ落とします。


CIMG1377.jpg
CIMG1378.jpg

とても素朴な行事です。

静岡市文化財課の多々良さんによると、
「鹿や牛を生贄として水神にささげる古い時代の伝統が、
形を変えて今日まで伝えられたとも考えられる」

地元の方の話ですと、「ここは昔、川狩り(筏流し)を行ったところ。
そうした川狩りの男たちの安全を祈願した(厄を落とした)」とのこと。
見事つぶてが命中して鹿が川に落ちると、
河原にいた人々から歓声があがりました。

水神祭りから今度はN夫妻の山の別荘へ。
掘りたてのじゃがいもをごちそうになりました。


CIMG1383.jpg
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コメント

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No title

長熊の水神祭り、知りませんでした。
いいですねえ。
“厄落とし” って、素敵な、大事な行事だと思います。 森羅万象に対して、謙虚ですよね。

No title

み・ねやまん様
コメントありがとうございます。

本当に素敵な行事でした。
変に構えず、大げさではなく、自然で…。

あの京都の祇園祭りにつながるものとも言われております。地元の方が「なくては困る、暴れられても困る、そういう水に対して、鎮めたり感謝したりする祭りです」とおっしゃっていました。

祭りに女性の参加を禁止するところもありますが、ここでは全くないそうで、女性も石投げに参加できるとのことでした。

雨宮清子(ちから姫)

昔の若者たちが力くらべに使った「力石(ちからいし)」の歴史・民俗調査をしています。この消えゆく文化遺産のことをぜひ、知ってください。

ーーー主な著作と入選歴

「東海道ぶらぶら旅日記ー静岡二十二宿」「お母さんの歩いた山道」
「おかあさんは今、山登りに夢中」
「静岡の力石」
週刊金曜日ルポルタージュ大賞 
新日本文学賞 浦安文学賞