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夢は実現させるもの

「私の山歩きの原点は父」と友人は言った
その父が始めたファミリー登山で鍛えられたという。

「当時、周囲は青年、壮年の男性ばかり。女性も子供も珍しく、
幼い弟は褒められては歩き、母の胸に手を出してはまた歩き…。
槍ヶ岳は私が小6、弟が小2で立っています」

その槍ヶ岳(後方のとんがった山)と北穂高岳です。
img096.jpg

ついでながら、私の初めての雪山山行・奥穂高をお見せします。
 (上の写真もこのときのもの)
前から2番目が私。山を始めたのが30代半ばという遅咲き。
このとき40歳でした。エヘヘ。

ザイテングラードをうんとこしょ。後方に涸沢テント村が見えます。
 (左上・黒っぽく見える四角形)
 
♪ 滝谷さらば また来る日まで  北穂につづく雪の道
  かえりみすれば遠ざかる  まぶたに残る槍ヶ岳

思い出しますねえ。「穂高よさらば」
 ※ダークダックスや芹洋子さんも歌っています。
   ユーチューブでお聞きくださいね。

img096 (2)

さて、友人です。
「四年制大学へ行けば縁遠くなると言われた時代、その四年制大学へ進み、
ワンゲル部に入るもいつの間にか女子部員は自分一人」

「私を山好きにした父親でさえ、ステップアップを試みるたびに反対する。
なんでこれほどまで妨害されなければならないのかと思いつつ、
それでも雪山や長期テント山行と活動を広げていった」

その後、結婚、出産で登山は中断。
同時にフランチャイズ学習塾を始め、お義母さんとも同居。

「しかしこのままでは体力が落ちると思い、
2番目の息子が小学生になったとき、一大決心して社会人山岳会へ入会。
未婚女性に限るという会則があったが、雪山経験者ということで許された」

私が友人から、「おかあさんになっても山へ行ってもいいですよね」
の手紙を受け取ったのはこのころのようだ。

そして友人は、昔、父から学んだように息子さんたちを連れて山へ。
のちにご主人も引っ張り出しての家族登山になったという。

2007年、友人は一冊の本を出版した。
これです。

img095.jpg

本の帯にこうあります。
「夢は見るものではなく、実現させるものである」

その夢、「海外トレッキング」は2000年に叶い、
2005年にはこの1年間で3回もエベレスト街道を歩きに歩いた。

その留守中の学習塾を助けてくれたのが、大学生になった三男さんだった。

ただやみくもに突っ走ったわけではない。
義母との同居22年、30年近い学習塾の経営。
その中での登山です。

若いころから、日舞、お茶、お花を身につけ、
正月のおせち料理はすべて手作り、会合はいつも和服で出席という
まさに金沢の伝統を体現されている女性です。

下の写真は、ご自分の結婚の時の結納品で作った羽子板です。
「きれいだったので、職人さんに羽子板に作り直してもらったの」とのこと。

CIMG4125.jpg

子育て、介護、家事、仕事、習い事、そして山歩きと、
そのすべてに全力を傾けて人生を歩いてこられたのです。

今回、私はこの金沢で、夢のような時間を過ごさせていただきました。
なぜここまで完璧にできたのか。

それは、
「何事にも手を抜かない」「きちっとやる」「楽しんでやる」
そして何より、「夢は実現させるもの」という現実重視。

その真髄、生きざまを私はまざまざと思い知らされました。


<つづく>
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プロフィール

雨宮清子(ちから姫)

Author:雨宮清子(ちから姫)
昔の若者たちのスポーツ「石上げ」に使われた「力石(ちからいし)」の歴史・民俗を調査研究しています。今、「力石からバーベルへの道」を書いています。

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