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わたしの散歩道

世間ばなし①
05 /02 2017
今日はいい天気。
うらうらと散歩に出かけました。

近くの小川ではハヤが群れて泳いでいました。
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公園にやってきました。
サツキが八分咲き。ところどころ満開。

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公園を抜けると住宅地です。
ここへ引っ越してきたころは、茶畑ばかりだったのに、
今は谷の奥まで家がびっしり。「崖崩れ危険地帯」の看板が虚しい。

新東名が出来て、風景も変わりました。高速道路の橋脚と茶畑です。
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開通する前、「新東名ウオーク」に参加しました。
そのとき、トンネルから出た岩のかけらのお守りをいただきました。
掘削で出た石ですからね、これを持っていれば願いが「貫通」するとか。

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本当に今日は穏やかな五月晴れ。
どんどん山へ向かって進みます。
山の入り口にいる木彫りのワンくん。もう20年ほど座っています。

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さらに登り詰めると、駿河湾へ注ぐ一級河川の起点に到着。

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起点の谷あいの小さな流れに、山藤が楚々と咲いていました。
白い岩のようにみえるのが藤の花です。

どこを見ても、お山は藤の花盛り。
自然の花は出しゃばらず、強いて人の気を引こうとしないところがいい。
それなのに、あるがままの姿そのものが、山全体の画竜点睛になっている。

なんちゃって。山に屁理屈は似合わないですよね。

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農道のかたわらに、廃小屋。

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半世紀も前にはみかんの摘み取りに、
東北地方から援農の人たちが大勢やってきたそうです。
出稼ぎ先は東京などの大都会ばかりではなかったんですね。

みかんは正月前にすべて収穫。
駅のホームは、土産のみかん箱を抱えて故郷へ帰る彼らであふれ、
それが年末の風物詩のようになっていたとか。
縁あって、婿に入ったり嫁になった若者も多かったそうです。

草に埋もれた廃車を発見。
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水鳥のつがいがいましたが、撮り損ねました。
足元を、銀色のトカゲが長い尾を引いてさっそうとすり抜けて行きました。

周囲の山すべてが萌黄色に染まっています。
これが、
生まれ故郷より長居してしまった私の、美しい第二のふるさとです。

でも、こんなのもでるんですよ。

CIMG3756.jpg CIMG3767.jpg
 
人間の危険度はそれ以上かも(^-^)/


※追加
 弥五郎丸さまに気に入っていただいたので、木彫り犬の追加写真です。

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コメント

非公開コメント

No title

雨宮さん、おはようございます。

茶畑、お茶を蒸す香いいですよね。
この時期、両河内とか最高なんですが
今年もタイミングが合わない..

No title

三島の苔丸さま
おはようございます。

お茶を蒸す香り、本当にいいですよね。
住まいの、川を挟んで茶工場がありますので、
これから毎日「旅ゆけば、駿河の国に 茶の香り」です。

苔丸さんはいろんなところへ出かけていて、しかも夜間ですから危険も、
もしかしたらおまわりさんに呼び止められたことも?あるかも。
でも「見て歩き」は止められませんよね。

両河内も来られたんですね。
あそこのお茶、私一番好きなんです。
新茶の時期は図書館など公共施設で無料接待がありますので、それも楽しみ。

No title

木彫りのワンくんがいいね!

  寂ティフル・・・。

No title

弥五郎丸さま
コメントありがとうございます。

ワンくん、鼻と口が欠けていました。
横から見ると寂寥感というか哀愁がひとしお。

農機具小屋を背にひたすら座り続けております。
その壁には、幼稚園児の募集広告がべたべた。
こんな山の中に貼ってもなあ。

作者は不明です。

No title

ワンちゃんの追加の写真、ありがとうございます。
やっぱり‟寂びティフル”です。

それはそうと、廃屋・廃車はかなり‟侘びティフル”ですねぇ。

・・・お茶とワサビの県だからか、どうか。

No title

「侘びティフル」-。

そうなんです。
もう至るところ、利休もびっくりのワビ、サビの世界です。
時々、寂びた人間も…。

木彫り犬クン、若いころは可愛かったんですよ。初々しくて…。
でも先日、久しぶりに会ったら、両手揃えて「うらめしや」ですもん。
「迷わず成仏して」なんて合掌しそうになりました。

こんにちは

姫のブログに感化されてからは、
「牧の原」のお茶を購入しています。
近所の店、このお茶が圧倒的に多いので嬉しい。

近くに行けないけれど、富士山を写すことが楽しみです。
まあ、天気にもよりますが、この時期は雲が多いような気がします。

こんにちは

one0522さま
コメントありがとうございます。

牧之原のお茶購入!
ありがとうございます。

富士山はone0522さまの方がずっとよく見ています。
私は地元ですが、
周囲を山に囲まれていますので家から見ることができないんです。
だから富士山を見た時は、よそから来た人みたいに感動してしまいます。

旧東海道を西から歩いてくると富士山が立ちはだかるように見えてきます。
昔の旅人は右手に駿河湾の波音を聞きながら、富士山に向かって歩いていた。
思えばぜいたくな旅ですね。

今の時期は春霞でしょうか。
今日、バスから見たらまだ雪がたくさん残っていました。
風が強いのか筋状でした。

こんばんは

富士山の詳しい情報ありがとうございます。
富士山は眺めているだけで心が洗われます。

日本人でよかったと!

雨宮清子(ちから姫)

昔の若者たちが力くらべに使った「力石(ちからいし)」の歴史・民俗調査をしています。この消えゆく文化遺産のことをぜひ、知ってください。

ーーー主な著作と入選歴

「東海道ぶらぶら旅日記ー静岡二十二宿」「お母さんの歩いた山道」
「おかあさんは今、山登りに夢中」
「静岡の力石」
週刊金曜日ルポルタージュ大賞 
新日本文学賞 浦安文学賞