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行ってきました!「ちからいし」展

力石余話
10 /19 2015
東京都江戸川区の江戸川区郷土資料室主催の企画展、
「まるいし おもいし ちからいし」へ行ってきました。

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江戸川区松島1-38-1 グリーンパレス3階 
☎文化財係 03・5662・7176

展示内容は解りやすく、充実していました。
可愛い猫ちゃんが案内してくれます。イラストですが…。

こんな感じ
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中に入ると、オオーッ! 力石だあーっ

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本物か? と思いきや、作り物です。実によくできていました。
中ほどの向うに見える石は、だれでも持ち上げてよい石です。
これが結構重くて、私にはダメでした。
写真撮影もどうぞ」となっていました。
子供たちにはぜひこれを持ち上げて、石の感触を楽しんで欲しいな。

力石の拓本もありました。
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力石研究者の故・鷹野虎四氏の調査ノートなども展示。
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江戸川区では力石マップ「力石に会いに行こう!」を発行。
立派なマップです。無料。私もいただいてきました。

マップの中の一部です。やっぱりいました、猫ちゃん。
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これはいいですねえ。
力石所在地の神社やお寺、そこにある力石が写真とともに載っています。
探しながら歩くって、
ただのウオーキングよりずっと楽しいし、歴史のお勉強にもなります。

マップをいただいたので、早速探訪に行きました。
まずは郷土資料室のある建物から徒歩10分ほどの香取神社です。

手水鉢のそばにありました。
CIMG2441.jpg
江戸川区中央4-25-18

刻銘は「さし石」

マップには1個だけ紹介されていますが、
2003年発行の「東京の力石」には、13個の力石が確認されています。
当時は「神輿奉納記念碑」周辺に散在していたようです。
そのあたりのことを後日、問い合わせてみます。少々お時間を…。

この神社のすぐ近くにもう1社、同じ名前の神社がありました。
保存状態が少し残念です。地元の力持ちがたくさん刻字されていますから、
もう少しきちんとしてあげたいですね。

CIMG2447.jpg
香取神社 江戸川区中央4-5-23

ここの力石は、
「東京の力石」に5個掲載されていますが、増えているような…。
5個の石の刻銘です。

①「さし石」52×35×25㎝
②「□し石 東小松川 梅澤 四十町 力蔵 當村 吉二郎 舟堀 桶長
  58×37×32㎝
③「さし石 世話人 上之庭 秋元宗十郎 新道庭 鈴木伝左エ門
  鈴木治兵エ 中之庭 小日向太兵衛 東小松川 梅澤」47×38×29㎝
④62×37×26cm ⑤45×43×29㎝

この企画展にちなんだイベント、「力石を巡る史跡ウオーク」も開催。
学芸員さんが案内してくださるとのこと。(10月28日と11月11日に開催)

下の写真のような、こんな不思議な石碑にもお目にかかれます。
「小松菜産土神」
野菜の小松菜が神様になっていました。

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4-5-23の香取神社

本当に江戸川区って凄いなあ。
力石の展示だけでも快挙なのに、ウオークまでやるなんて。

お近くの方、ぜひ行ってみてください。
こんな世界があったんだとびっくりするはずです。
そして、こんなふうに思われるのでは、とも思います。

なんか得しちゃったなって。


※展示会は11月15日まで。入場無料。
※参考文献/「東京の力石」高島愼助 岩田書院 2003

---追記
2023年4月27日に判明したことを書き添えます。

「東京の力石」の誤記です。

●「東京の力石」には、
  中央4-25の香取神社の力石は「13個」とありますが、正しくは「5個」
  ※ただし、江戸川区郷土資料館によると、「1個」
  中央4-5の香取神社の力石は「5個」とありますが、正しくは「13個」

つまりデータをアベコベに記載してありました。

当時、私は現地で、「東京の力石」には13個とあるのに1個しかない、
もう一か所の香取神社のは5個とあるのにそれ以上あって、
「なんだか力石が増えているなあ」と疑問に思ったのです。

それが8年後に判明しましたので、ここに記します。
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コメント

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No title

こんにちは。いつもお世話になっております。
すみません、以前コメントした自分の分を誤って削除してしまい・・・申し訳ございません。

このにゃんこさんのイラスト、わかりやすいですね。
お姉さんも持ってみたいです。
神社は秋祭りのシーズンですが、力石はじめ、お社ってのはもっと民衆に近かったのではないかと様々なお祭りを垣間見て、思いました。
地元のヒーローって、隣の某さん、の方が、歴史上の遠い英雄よりも親しみやすいですものー。
力石、撫でてみたいです。

No title

つねまる様
コメントありがとうございます。

「お姉さんも…」って、つねまる様は女性でしたか?
ごめんなさい。ずっと若い青年を想像していました。
力石に出会ったら、ぜひぜひ撫ぜてあげてください。

No title

私・・・恥ずかしながら、この近くに住んでいます。
すみません、住所を見れば大体どの辺かわかるのに行ったこともありません。

宮沢賢治が夢中になった国柱会  江戸川区の一之江にあります。今でも日本で一番好きな作家・大好きな賢治ですが、そこにも行ったことがありません。

姫ちゃんは雪の日もこっちに来たんですよね。

いったん惚れたらとことん追いかける・・・

凄い・・・・・・・・・・・・・。

う~む、逃げ切れんな?

ありゃま、全く興味が無い。

失礼しました~。

No title

おお、江戸川区でこのような企画展をやっていたとは!さっそく行ってみます。
それにしてもちから姫様の行動力にはいつもながら脱帽です。
 路傍学会長拝

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No title

kappaさん、
江戸川区は東京で力石保有が最多です。
もし力石を見に行かれるなら、できるだけ保存状態のいい、たくさんあるところから見てくださいね。その辺に捨て置かれたような石から見ると、がっかりしますから。

今週はメチャクチャ忙しかったです。
展示会、深川の力持ち見物、一日おいて姫路へ力石による力持ちを見に行ってきました。2泊3日。播州秋祭りも。ド迫力でした。
岐阜の大江さんという方と浪速の長州力さんと一緒でした。大江さん、なんとあっという間に4個の石をあげました。すべて「上がらずの石」といわれていた力石です。現代の卯之助の出現です。追ってブログでご紹介します。

No title

路傍学会長様

たった今、姫路から帰ったばかりです。
初めて目の前で石上げを見ました。
凄いです。
姫路の若者たち、ふんどしで挑みます。
でもなかなかあげられません。
絢爛豪華な屋台が集結して、本当に圧倒されました。何トンもある屋台をヨーイヤセーと声をあげて空へあげます。
まだ夢見ごこちです。

雨宮清子(ちから姫)

昔の若者たちが力くらべに使った「力石(ちからいし)」の歴史・民俗調査をしています。この消えゆく文化遺産のことをぜひ、知ってください。

ーーー主な著作と入選歴

「東海道ぶらぶら旅日記ー静岡二十二宿」「お母さんの歩いた山道」
「おかあさんは今、山登りに夢中」
「静岡の力石」
週刊金曜日ルポルタージュ大賞 
新日本文学賞 浦安文学賞