「俺はリニアには乗らない」②
世間話③
大井川の水源である南アのトンネルについて、静岡新聞から拾う。
「南アのトンネルは山梨県(富士川水系)、静岡県(大井川水系)、
長野県(天竜川水系)の3県にまたがっている。
このうち2県は橋の上を通過。
川の直下のトンネルを通るのは静岡県だけ。
静岡工区は標高が高いため、トンネル内に湧き出た水は、
山梨県と長野県へ流れ、大井川には戻らない。
それで県では大井川に戻すように求めていた」
大井川鉄道の車窓より見た大井川上流。寸又川との合流地点。

JR東海のアセスメントでは、
工事完了後も大井川の流量は毎秒2トン減るとあるが、
「たかが2トンと言うなかれ」
「生活用水や農業用水を大井川に頼る中下流の8市2町の62万人分の
水利権量にも匹敵する膨大な量だ」と、山本義隆氏はいう。
静岡県のHPによると、
「JR東海から、工事中にトンネルから流失した水と同量を同時期に
大井川へ還元するため、田代ダムの取水制限をしたいと提案された」とある。
「田代ダム」というのはこれがまたややこしくて、
場所は静岡県にあって、大井川から取水して、
山梨県にある東京電力の発電所まで送水しているという
東京電力のためのダム湖。
ということは、このダム湖を作る前は、
ここの水は全部、大井川に流れていたってことになる。
で、JR東海は今後、その東電と話し合うとのことですが、
話し合いがうまくいったとしても、この「取水制限」はあくまでも工事中だけ。
工事完了後は「オラ、知ィーらね」になるというのだ。

多くの媒体で「真っ赤なウソをつく川勝知事」などと
実名で知事批判を展開している地元新聞の元・記者の小林一哉氏は、
「大井川が渇水して水飢饉に見舞われたことはない。
なのに知事は虚構まみれの「命の水」に固執している」と主張するが、
長年、地元の記者だったという人が、
かつての「水返せ運動」を知らないはずはないのに。
「真っ赤なウソをつく」「虚構まみれ」は、どっち?
と思ってしまいました。
「水返せ運動」は1971年ごろから上流の住民たちから始まり、
ダムを造るごとに川への影響が中流域へ拡大。
1980年代後半をピークに約20年間続いた。

「よみがえれ 大井川」静岡地理教育研究会編 古今書院 1991より
あれこそ、ダムの取水で川が干上がり、
困り果てた流域の住民たちと自治体が、
電力会社(中部電力)を相手に起こした「命の水」の闘いだったのに。
住民と町長、議員、町役場が一体になって運動を起こしたことは珍しいことで、
この「渇水」がそれだけ切実な問題だった証拠です。
河原砂漠になった大井川で「水」の人文字をつくり、
「水があって川は、はじめて川といえる」と訴えた。

同上。写真は表紙の一部。
この住民運動で中部電力はようやく、塩郷ダムで毎秒5トンの放流を
約束したが、取材に訪れた私に地元の方が言った。
「まだまだ足りません。天竜川のような川下りのできる川に、
魚がいっぱい住める川に…。そう願っていると新聞に書いてください」
リニアでは、田代ダム湖の取水制限をずっとしなければ、
そのまだまだ足りない川の水を、さらに毎秒2トン減らされるんですよ。
こちらは最近の出来事です。
大井川下流の島田市で、国交省が行った護岸工事で水が出なくなった。
2020年工事着工。終了したのは昨年。だが水は戻らない。
損害を被った住民たちが国交省に掛け合うも、責任逃れに終始。
「今まで大井川で水枯れなんてなかった」「”命の水”発言は虚構まみれ」
「水で騒ぐ知事はおかしな人」、そう言っている人たちが、
この動画の被害者たちに寄り添って行動・発信した話は聞こえてこない。
知事攻撃の急先鋒の小林氏はこの島田市出身だそうだが、
同郷の人たちのために奔走しただろうか。
それにしてもこの小林氏は、なぜ執拗に知事を攻撃しているのだろうか。
ブログ「リニア中央新幹線…」のブログ主さんは、
発言を精査して「詭弁」と断じているが、なるほどと思いました。
大井川鉄道の日本唯一のアプト式列車。
もとは水力発電所建設用の資材運搬のために施設されたトロッコ。
私が南ア登山の折に乗ったときも、簡単な屋根と吹きさらしの窓の
トロッコそのもので、背を丸めて大井川を眼下にゴットン、ガタガタ…。

大井川は全長168㎞。
流域には14か所のダムと20か所の水力発電所がある。
ここを訪れた人が、
「大井川に水がないって言うけど、あるじゃないか。あんなに満々と」
というのは、ダム湖の水を見て言っているのでしょう。
発電に使った水は川に戻さず、巨大な導水管で次の発電所に送るため、
川にはわずかな水しか流れないんです。
だから常に渇水状態のため、節水制限が起きている。
中・下流域には410もの企業があるから、水の減少は死活問題です。
「2018年から19年には147日間も制限されたため、牧之原のお茶が枯れ、
企業の生産活動に影響が出た」(静岡新聞)
江戸時代には「越すに越されぬ大井川」と謳われた川だから、
手つかずなら節水制限など起こりようがない。なのに、水で苦しめられる。
こういう県民に知事が寄り添うのは当たり前のことではないですか。
アプト式列車車内

「リニア…」の著者・山本氏はこうも言う。
「南アルプスのようなプレートが押し上げられ、断層が重なった地下では、
一度岩盤に穴を開けると水は永久に抜け続けるので、
その影響は計り知れない」と。
水は低きに流れるから、
長野や山梨に流れて大井川へは永久に流れなくなる。
そうなったら、流域住民は生きていけません。だから「命の水」なんです。
水力電力に水を取られ、今またリニアに取られようとしている。
踏んだり蹴ったりではないか。
南アルプスは100万年前にできた山。
この山塊は、
100万年分の氷雪が沁み込んだ巨大な水がめです。
その大自然の貯水池に穴をあける。
そのことこそ、科学技術で自然を征服するのが進化だと思い込んでいる
「人間の驕り」「自然への冒とく」ではないかと思います。
大井川上流部の茶畑

あれまッ!と思うことがまだある。
2016年、当時の安倍首相が閣議決定も閣議了解もしないまま独断で、
JR東海に3兆円の融資を決めた。(準・国策事業への格上げ)
これが「無担保で金利は0.8%という低金利で、返済は30年後から」
という破格の優遇。
この約束をしたお二人はもう鬼籍に入られてしまったが、
返済が始まる22年後の2045年には果たしてどうなることやら。
こうした大規模建設の費用は、
最終的には天文学的に膨れ上がるのは、今までの例が示しているから、
ここもそうなるかもしれません。
準・国策事業だから不足分は国民の税金で賄われますから、
リニア問題は決してよその出来事ではなく、全国的な問題なんです。
JR東日本の元・会長が言った「ヘリウム」は、リニアには欠かせないもので、
アメリカから買うしかなく、供給量も少なく高価。
消耗品だからそれをずっと買い続けなければならないそうだ。
また「大量の電力が必要」なため、
原発の再稼働や新設をするしかないともいわれている。
JR東海はリニアは「クリーン」「省エネ」と胸を張るが、そうだろうか。
化石燃料はCO2を出して地球温暖化の元凶と言うが、
「使用済み核燃料の処理では全工程で大量の石油を使う」という。
ならばその原発の電力を大量に使うリニアは、
間接的にCO2を大量に吐き出すわけで、「クリーン」というのはウソになる。
国民に「エコ袋持参」を義務付けたあの大号令は、なんだったのか。
下は30年前、私が書いた大井川鉄道の新聞記事です。
蒸気機関車の機関士さんが汗びっしょりで言った。
「蒸気をあげるまで3時間もかかるんだ。そりゃあ電車の運転の方が
うんと楽だよ。だけどSLは生き物だからね。毎日肌をあててると可愛さが増す」
蒸気機関車「C11 227」です。1975年に北海道標津線から大井川鉄道へ。
右は子供たちに大人気の「トーマス号」。
孫たちもこの夏、遠方からはるばる乗りに来ました。

見ているだけで童心に帰る楽しいHPです。
JR東海の会長さんも社長さんも、
お孫さんを連れてどうぞ、トーマスくんに会いに来てください!
「大井川鐵道・きかんしゃトーマス」
費用の問題ばかりではない。
強い電磁場の人体への影響や、今後必ず起きるとされている南海トラフの
巨大地震、富士山噴火も大きな不安材料だ。
(補聴器を装着している私は、電子レンジの電磁波でも影響が
でるくらいだから電磁力で走るリニアには乗ることはできない)
JR東海では、その地震の折に大活躍するのがリニアだと胸を張るが、
地震や天災の時、リニアだけが無事だという保証はどこにもない。
大井川鉄道・蒸気機関車「C11 8」の釜の火。

山本氏はいう。
「東日本大震災に力を発揮したのは、
普段は経営のお荷物のように扱われていたローカル線だった。
ハイテクよりローテクのほうが自然災害に強かったのです」
さらに静岡県立大学の先生からはこんな話も。
「リニアが地震などで緊急停車した時、乗客は2か所の非常口まで3㎞の
斜坑を徒歩で登らなければならない。
非常口は千石で標高1330m、西俣で1530m。
南海トラフの場合、県内は来訪者や新幹線、在来線の乗客の救助で
手一杯だろうから、リニアまで手が回らない。
非常口へ辿り着いても、そこから最寄りの集落までは30~40㎞もある。
冬なら低体温で死亡の恐れもある」
=静岡県立大学特任助教授・西 恭之氏メモ。
報告者はMAG2 NEWS・小川和久氏。
小川氏は指摘する。
「メディアはこうした人命に関わることにはいっさい触れていない」
このメモは静岡県有識者会議で配布されたものだそうです。

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「南アのトンネルは山梨県(富士川水系)、静岡県(大井川水系)、
長野県(天竜川水系)の3県にまたがっている。
このうち2県は橋の上を通過。
川の直下のトンネルを通るのは静岡県だけ。
静岡工区は標高が高いため、トンネル内に湧き出た水は、
山梨県と長野県へ流れ、大井川には戻らない。
それで県では大井川に戻すように求めていた」
大井川鉄道の車窓より見た大井川上流。寸又川との合流地点。

JR東海のアセスメントでは、
工事完了後も大井川の流量は毎秒2トン減るとあるが、
「たかが2トンと言うなかれ」
「生活用水や農業用水を大井川に頼る中下流の8市2町の62万人分の
水利権量にも匹敵する膨大な量だ」と、山本義隆氏はいう。
静岡県のHPによると、
「JR東海から、工事中にトンネルから流失した水と同量を同時期に
大井川へ還元するため、田代ダムの取水制限をしたいと提案された」とある。
「田代ダム」というのはこれがまたややこしくて、
場所は静岡県にあって、大井川から取水して、
山梨県にある東京電力の発電所まで送水しているという
東京電力のためのダム湖。
ということは、このダム湖を作る前は、
ここの水は全部、大井川に流れていたってことになる。
で、JR東海は今後、その東電と話し合うとのことですが、
話し合いがうまくいったとしても、この「取水制限」はあくまでも工事中だけ。
工事完了後は「オラ、知ィーらね」になるというのだ。

多くの媒体で「真っ赤なウソをつく川勝知事」などと
実名で知事批判を展開している地元新聞の元・記者の小林一哉氏は、
「大井川が渇水して水飢饉に見舞われたことはない。
なのに知事は虚構まみれの「命の水」に固執している」と主張するが、
長年、地元の記者だったという人が、
かつての「水返せ運動」を知らないはずはないのに。
「真っ赤なウソをつく」「虚構まみれ」は、どっち?
と思ってしまいました。
「水返せ運動」は1971年ごろから上流の住民たちから始まり、
ダムを造るごとに川への影響が中流域へ拡大。
1980年代後半をピークに約20年間続いた。

「よみがえれ 大井川」静岡地理教育研究会編 古今書院 1991より
あれこそ、ダムの取水で川が干上がり、
困り果てた流域の住民たちと自治体が、
電力会社(中部電力)を相手に起こした「命の水」の闘いだったのに。
住民と町長、議員、町役場が一体になって運動を起こしたことは珍しいことで、
この「渇水」がそれだけ切実な問題だった証拠です。
河原砂漠になった大井川で「水」の人文字をつくり、
「水があって川は、はじめて川といえる」と訴えた。

同上。写真は表紙の一部。
この住民運動で中部電力はようやく、塩郷ダムで毎秒5トンの放流を
約束したが、取材に訪れた私に地元の方が言った。
「まだまだ足りません。天竜川のような川下りのできる川に、
魚がいっぱい住める川に…。そう願っていると新聞に書いてください」
リニアでは、田代ダム湖の取水制限をずっとしなければ、
そのまだまだ足りない川の水を、さらに毎秒2トン減らされるんですよ。
こちらは最近の出来事です。
大井川下流の島田市で、国交省が行った護岸工事で水が出なくなった。
2020年工事着工。終了したのは昨年。だが水は戻らない。
損害を被った住民たちが国交省に掛け合うも、責任逃れに終始。
「今まで大井川で水枯れなんてなかった」「”命の水”発言は虚構まみれ」
「水で騒ぐ知事はおかしな人」、そう言っている人たちが、
この動画の被害者たちに寄り添って行動・発信した話は聞こえてこない。
知事攻撃の急先鋒の小林氏はこの島田市出身だそうだが、
同郷の人たちのために奔走しただろうか。
それにしてもこの小林氏は、なぜ執拗に知事を攻撃しているのだろうか。
ブログ「リニア中央新幹線…」のブログ主さんは、
発言を精査して「詭弁」と断じているが、なるほどと思いました。
大井川鉄道の日本唯一のアプト式列車。
もとは水力発電所建設用の資材運搬のために施設されたトロッコ。
私が南ア登山の折に乗ったときも、簡単な屋根と吹きさらしの窓の
トロッコそのもので、背を丸めて大井川を眼下にゴットン、ガタガタ…。

大井川は全長168㎞。
流域には14か所のダムと20か所の水力発電所がある。
ここを訪れた人が、
「大井川に水がないって言うけど、あるじゃないか。あんなに満々と」
というのは、ダム湖の水を見て言っているのでしょう。
発電に使った水は川に戻さず、巨大な導水管で次の発電所に送るため、
川にはわずかな水しか流れないんです。
だから常に渇水状態のため、節水制限が起きている。
中・下流域には410もの企業があるから、水の減少は死活問題です。
「2018年から19年には147日間も制限されたため、牧之原のお茶が枯れ、
企業の生産活動に影響が出た」(静岡新聞)
江戸時代には「越すに越されぬ大井川」と謳われた川だから、
手つかずなら節水制限など起こりようがない。なのに、水で苦しめられる。
こういう県民に知事が寄り添うのは当たり前のことではないですか。
アプト式列車車内

「リニア…」の著者・山本氏はこうも言う。
「南アルプスのようなプレートが押し上げられ、断層が重なった地下では、
一度岩盤に穴を開けると水は永久に抜け続けるので、
その影響は計り知れない」と。
水は低きに流れるから、
長野や山梨に流れて大井川へは永久に流れなくなる。
そうなったら、流域住民は生きていけません。だから「命の水」なんです。
水力電力に水を取られ、今またリニアに取られようとしている。
踏んだり蹴ったりではないか。
南アルプスは100万年前にできた山。
この山塊は、
100万年分の氷雪が沁み込んだ巨大な水がめです。
その大自然の貯水池に穴をあける。
そのことこそ、科学技術で自然を征服するのが進化だと思い込んでいる
「人間の驕り」「自然への冒とく」ではないかと思います。
大井川上流部の茶畑

あれまッ!と思うことがまだある。
2016年、当時の安倍首相が閣議決定も閣議了解もしないまま独断で、
JR東海に3兆円の融資を決めた。(準・国策事業への格上げ)
これが「無担保で金利は0.8%という低金利で、返済は30年後から」
という破格の優遇。
この約束をしたお二人はもう鬼籍に入られてしまったが、
返済が始まる22年後の2045年には果たしてどうなることやら。
こうした大規模建設の費用は、
最終的には天文学的に膨れ上がるのは、今までの例が示しているから、
ここもそうなるかもしれません。
準・国策事業だから不足分は国民の税金で賄われますから、
リニア問題は決してよその出来事ではなく、全国的な問題なんです。
JR東日本の元・会長が言った「ヘリウム」は、リニアには欠かせないもので、
アメリカから買うしかなく、供給量も少なく高価。
消耗品だからそれをずっと買い続けなければならないそうだ。
また「大量の電力が必要」なため、
原発の再稼働や新設をするしかないともいわれている。
JR東海はリニアは「クリーン」「省エネ」と胸を張るが、そうだろうか。
化石燃料はCO2を出して地球温暖化の元凶と言うが、
「使用済み核燃料の処理では全工程で大量の石油を使う」という。
ならばその原発の電力を大量に使うリニアは、
間接的にCO2を大量に吐き出すわけで、「クリーン」というのはウソになる。
国民に「エコ袋持参」を義務付けたあの大号令は、なんだったのか。
下は30年前、私が書いた大井川鉄道の新聞記事です。
蒸気機関車の機関士さんが汗びっしょりで言った。
「蒸気をあげるまで3時間もかかるんだ。そりゃあ電車の運転の方が
うんと楽だよ。だけどSLは生き物だからね。毎日肌をあててると可愛さが増す」
蒸気機関車「C11 227」です。1975年に北海道標津線から大井川鉄道へ。
右は子供たちに大人気の「トーマス号」。
孫たちもこの夏、遠方からはるばる乗りに来ました。


見ているだけで童心に帰る楽しいHPです。
JR東海の会長さんも社長さんも、
お孫さんを連れてどうぞ、トーマスくんに会いに来てください!
「大井川鐵道・きかんしゃトーマス」
費用の問題ばかりではない。
強い電磁場の人体への影響や、今後必ず起きるとされている南海トラフの
巨大地震、富士山噴火も大きな不安材料だ。
(補聴器を装着している私は、電子レンジの電磁波でも影響が
でるくらいだから電磁力で走るリニアには乗ることはできない)
JR東海では、その地震の折に大活躍するのがリニアだと胸を張るが、
地震や天災の時、リニアだけが無事だという保証はどこにもない。
大井川鉄道・蒸気機関車「C11 8」の釜の火。

山本氏はいう。
「東日本大震災に力を発揮したのは、
普段は経営のお荷物のように扱われていたローカル線だった。
ハイテクよりローテクのほうが自然災害に強かったのです」
さらに静岡県立大学の先生からはこんな話も。
「リニアが地震などで緊急停車した時、乗客は2か所の非常口まで3㎞の
斜坑を徒歩で登らなければならない。
非常口は千石で標高1330m、西俣で1530m。
南海トラフの場合、県内は来訪者や新幹線、在来線の乗客の救助で
手一杯だろうから、リニアまで手が回らない。
非常口へ辿り着いても、そこから最寄りの集落までは30~40㎞もある。
冬なら低体温で死亡の恐れもある」
=静岡県立大学特任助教授・西 恭之氏メモ。
報告者はMAG2 NEWS・小川和久氏。
小川氏は指摘する。
「メディアはこうした人命に関わることにはいっさい触れていない」
このメモは静岡県有識者会議で配布されたものだそうです。

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