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みなさまからの力石2
06 /04 2023
水の道を辿ってその源を突き止め、源を下って水の行く末を丹念に追う。

そのdoushigawaさんのブログに、こんな石が出ていました。

どう見ても力石に見えます。

水道みち
神奈川県平塚市札場町

ブログ主さんも「刻字は見当たらないけど、力石ではないか」と。

確かに。

形もそうですが、こうして捨てずになんとなく置いてあるのも、
後の人たちがよくする方法です。


doushigawaさんからこんな情報もいただきました。
「グーグルのストリートビューを見たら、2011年のビューにも載っているので、相当昔からここに転がっているみたいです」


以下の記事の最初に出てくる港稲荷神社の石は、すでに収録済み。
次に出てくるのが問題の石です。民家の脇の側溝上に転がっています。
「横浜水道みちを行く」

そこで博物館に問い合わせました。

そのお返事は、「それは力石ではなく、五輪塔の残骸です」


事前に「その先に道祖神の小祠があります」と伝えましたが、
そのあたりには似たような小祠が多そうなので心配していました。
でもお返事の内容から、伝えた道祖神を把握されたのは確かです。

でも残念な回答で…。
あまりにもきっぱり「五輪塔の残骸です」と断定されたので、しばし呆然。

資料を見ただけで判断されたのか、早とちりをしたのか。
もしかしたら力石を見たことがない学芸員さんなのかな。

こちらが「側溝上の石」近くの道祖神の祠です。
平塚道祖神
平塚市札場町26・北町西原大門の道祖神

学芸員さんがいう「五輪塔の残骸」は、たぶん、これ。(下の写真)
でもなぁ、ちゃんと自己紹介をしたし、
いくら私がそそっかしくても、五輪塔と力石の違いはわかります。

なんだかがっくりです。

ちょっとピンボケですが、確かに五輪塔の一部が写っています。
五輪塔部分

それで改めて石の写真を貼付してお送りしたのですが、
今度は待てどくらせどお返事をいただけず。

返信メールにあった公共と個人2か所のメルアドに出したけど、
なぜかどちらもリターン。だから知らないでいるかと思いますが、
これ以上の手段が見つからず断念しました。

私がこの近くに住んでいたなら直接、このお宅に伺ってお聞きできますが、
そうもいかず。


石が置かれた場所のお宅の方が、拙ブログをご覧になってくださっていて、
ご一報いただけたらこんな有難いことはありませんが、
まず無理ですよね。

そこで、みなさまにお願いです。


この石の詳細をご存じの方がおられましたら、ぜひお教えください。

水道みち2

場所は、doushigawaさんの以下の説明を参考にしてください。

「平塚市札場町26の路傍の”赤鳥居と小祠”写真の奥、
一筋目道路を左へ入った右側の側溝の上」


※赤鳥居の小祠は「北町西原大門の道祖神」です。

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雨宮清子(ちから姫)

昔の若者たちが力くらべに使った「力石(ちからいし)」の歴史・民俗調査をしています。この消えゆく文化遺産のことをぜひ、知ってください。

ーーー主な著作と入選歴

「東海道ぶらぶら旅日記ー静岡二十二宿」「お母さんの歩いた山道」
「おかあさんは今、山登りに夢中」
「静岡の力石」
週刊金曜日ルポルタージュ大賞 
新日本文学賞 浦安文学賞