「田畑修一郎」再開の前に
ごあいさつ
長らく中断しておりました「田畑修一郎」、再開です。
とはいうものの、「ハテ、どこまで書いたっけ?」で、
再スタートも覚束ない状況です。
加えて加齢と暑さで頭の回転が今ひとつ。
記憶を巻き戻すには、時間が掛かりそう。
「かれい」と打ったら「華麗」と出てきました。
なんだか勇気をもらった気分です。ウフフ
でもその前に、
ちょっとこんなお話を…。
このたび、「大阪民俗学研究会」の主宰者・田野登先生に誘われて、
「井路端(いじばた)仲間」の末席に加わらせていただくことになりました。
「井路」は、関東でいう「用水路」のこと。
読み方も「いじ」「いろ」「せいろ」といろいろ。
今、このお仲間さんたちがテーマにしているのが、「雁木」。
通常は「がんぎ」と読みます。
「雁木」とは、
空を飛ぶ雁の列のようなギザギザした形や模様などのモノのこと。
美しいマガンの「V字編隊」をご覧ください。Sinji kawamura氏撮影
有名なのは東北地方の雪囲いの雁木ですが、その他いろいろあります。
渡船場や城の石階段、はしご、やすり、棚、魚の名、将棋の戦法、
植物の植え方、日本古来の文様、日本刀の柄の巻き方、凧の糸などなど。
「井路端仲間」のみなさんが追いかけているのは、水辺の雁木。
つまり、江戸時代の「渡船場」跡。
そこで私も「浜名湖東岸の雁木について」
というレポートを提出しましたよ。
下の写真は、今も残る浜松市舞阪の雁木(渡船場)跡です。
ここのは、階段状ではないんです。
当時、地元の漁師さんにお聞きしたら、「木の桟があったよ」と。
これは1995年3月に撮影したものですが、
今は復元整備されて浜松市の文化財になっています。
文化財ですが、ここは漁港の一部なので漁船が停泊しています。
「北雁木」

浜松市西区舞阪町舞阪
ここには大名用、武家用、荷物・庶民用と雁木が3カ所ありました。
地元では「がんげ」と呼んでいますが、
一つだけ公文書に「かんき」とありました。
「雁木」は、文学作品や三遊亭円朝の落語、山の本などにも出てきます。
東京では、「向島の牛屋の雁木」=三囲(みめぐり)神社=や
小石川・諏訪町の俗称として、「畑屋敷雁木丁」などがあります。
みなさまのところにもあるかと思います。
情報をお寄せいただけたら嬉しくて、私はたちまち若返ります!
さて、次回から、「田畑修一郎」再開です。

まずは、雁ならぬガン病棟の場面からスタートです。
間があき過ぎて、もう忘却の彼方になってしまわれたとは思いますが、
完結までがんばりますので、よろしくお願いいたします。

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とはいうものの、「ハテ、どこまで書いたっけ?」で、
再スタートも覚束ない状況です。
加えて加齢と暑さで頭の回転が今ひとつ。
記憶を巻き戻すには、時間が掛かりそう。

なんだか勇気をもらった気分です。ウフフ
でもその前に、
ちょっとこんなお話を…。
このたび、「大阪民俗学研究会」の主宰者・田野登先生に誘われて、
「井路端(いじばた)仲間」の末席に加わらせていただくことになりました。
「井路」は、関東でいう「用水路」のこと。
読み方も「いじ」「いろ」「せいろ」といろいろ。
今、このお仲間さんたちがテーマにしているのが、「雁木」。
通常は「がんぎ」と読みます。
「雁木」とは、
空を飛ぶ雁の列のようなギザギザした形や模様などのモノのこと。
美しいマガンの「V字編隊」をご覧ください。Sinji kawamura氏撮影
有名なのは東北地方の雪囲いの雁木ですが、その他いろいろあります。
渡船場や城の石階段、はしご、やすり、棚、魚の名、将棋の戦法、
植物の植え方、日本古来の文様、日本刀の柄の巻き方、凧の糸などなど。
「井路端仲間」のみなさんが追いかけているのは、水辺の雁木。
つまり、江戸時代の「渡船場」跡。
そこで私も「浜名湖東岸の雁木について」
というレポートを提出しましたよ。
下の写真は、今も残る浜松市舞阪の雁木(渡船場)跡です。
ここのは、階段状ではないんです。
当時、地元の漁師さんにお聞きしたら、「木の桟があったよ」と。
これは1995年3月に撮影したものですが、
今は復元整備されて浜松市の文化財になっています。
文化財ですが、ここは漁港の一部なので漁船が停泊しています。
「北雁木」

浜松市西区舞阪町舞阪
ここには大名用、武家用、荷物・庶民用と雁木が3カ所ありました。
地元では「がんげ」と呼んでいますが、
一つだけ公文書に「かんき」とありました。
「雁木」は、文学作品や三遊亭円朝の落語、山の本などにも出てきます。
東京では、「向島の牛屋の雁木」=三囲(みめぐり)神社=や
小石川・諏訪町の俗称として、「畑屋敷雁木丁」などがあります。
みなさまのところにもあるかと思います。
情報をお寄せいただけたら嬉しくて、私はたちまち若返ります!
さて、次回から、「田畑修一郎」再開です。

まずは、雁ならぬガン病棟の場面からスタートです。
間があき過ぎて、もう忘却の彼方になってしまわれたとは思いますが、
完結までがんばりますので、よろしくお願いいたします。

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