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みなさまからの力石便り

みなさまからの力石1
10 /16 2021
力石を知っていただき、それを心に留めて見つけてくださる方が増えました。

そうした力石をご自分のブログで紹介してくださる。

ありがたいです。

今回は3人の方のブログをご紹介します。
お一人目はだまけんさんのブログ「だまけん文化センター」です。

主に絵画と寺社巡りを書かれています。

絵画は浮世絵から現代アート、国内外のアーティストなどと
幅広く取り上げています。

寺社巡りと御朱印情報の記事も豊富です。

「芝稲荷巡り⑩ 高輪神社」

右端の狛犬の台座の脇に置かれたのが力石です。
高輪だまけん
東京都港区高輪・高輪神社ここには今まで2個、確認されています。

写真の力石の刻字です。

「□拾貫目 芝入横町 石右ェ門 芝甼 岩右ェ門」

名前に「石」とか「岩」を付けています。江戸っ子の洒落かも。

お二人目は、「刺し子・刺しゅう & 暮らしの記」の笑子さん。

刺し子という珍しい作品を手掛けています。

仕事部屋から外へ出たときの神社巡りの一つがこちら。

「成子天神社 その二」


刺繍成
東京都新宿区西新宿・成子天神社

ここの7個の力石のほとんどに、
「虎松」「喜太郎」「亀治郎」「市蔵」の名があります。

石銘も「力」「虎龍石」と立派。
重量も「五拾八貫目」(218㎏)など、重量のあるものが並んでいます。

昭和61年に有形民俗文化財に指定されています。

笑子さんの2か所目は、こちらです。

「新井薬師前駅から中野駅まで・後編」


刺し子刺繍北野天神
東京都中野区新井・北野神社

13個あります。

重量は、
三十八貫目余(約143・5㎏)から、70貫目(252・5㎏)と、かなりの重さ。

この中に、「卯之助」名がありますが、これは卯之助違い。別人です。

例の三ノ宮卯之助の石も、「北野神社」にありますが、
こちらの所在地は江戸川区。

ややこしいですね。

三人目の方は、「海岸便り」の浜風さん。

拙ブログに写真ブログの方がたくさん訪問してくださいます。

どの方の写真もそれぞれに撮影者の思いが込められていて、
楽しませていただいています。

浜風さんもそのお一人。お住いの東北圏をその被写体にされています。

海、漁港、渓流、岬、山…。

風景を写しているのに、そのどれからも人の息づかいが静かに、
時には大きなうねりとなって感じられるのです。

中でも私が心惹かれた一枚がこれです。

「寺下観音の力石」

青森かんのん
青森県三戸郡階上町阿保内寺下・寺下観音堂・歴史資料館

年を経たお堂の前に並べられたこの風情です。

この静止したような空気の中に、
ずっと座って溶け込んでしまいたい衝動にかられます。

以前は地べたにじかに置かれていましたが、
どなたかが台座に飾って下さったようです。

祭りの時、近在の若者たちが力を競ったそうですが、
耳を澄ませば、
当時の若者たちの華やいだ声や熱気が聞こえてきそうです。

浜風さん、ここを再訪。それが下の記事です。

「寺下観音 力石ふたたび」

海岸便り2

長い間の雪や雨、風ですっかり風化してしまいましたが、
わずかに若者の名前が出ていました。

「寺下仁八」


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雨宮清子(ちから姫)

昔の若者たちが力くらべに使った「力石(ちからいし)」の歴史・民俗調査をしています。この消えゆく文化遺産のことをぜひ、知ってください。

ーーー主な著作と入選歴

「東海道ぶらぶら旅日記ー静岡二十二宿」「お母さんの歩いた山道」
「おかあさんは今、山登りに夢中」
「静岡の力石」
週刊金曜日ルポルタージュ大賞 
新日本文学賞 浦安文学賞