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だるまさんがころんだ

みなさま、地震、大丈夫でしたか?

前回の大地震のときは揺れが長くて、おもわず外へでましたが、
鉄筋の建物が左右にしなうのを見て、ゾッとしました。

今回は2回来ましたが、ゆらりとしただけで済みました。
みんな同じ地面で繋がっていることを実感しています。

    
     ーーーーー◇ーーーーー

苔むしただるまさんをお見せします。

コンクリート製だそうです。珍しいですね。
どなたかが思いを込めて制作したはずですが、今は路傍に野ざらし。

斎藤氏によれば、あと2体あったとか。

石造物の「老後」もいろいろ。

同じように苔におおわれても、

このだるまさんのように、残念な晩節の石造物もあれば、
年輪を重ねるごとに見る人に安らぎを与え、敬われる石仏もあります。

春日部市の達磨
春日部市市内・路傍

女性蔑視発言で叩かれまくったオリ・パラの森会長さん。
見事に古き悪しき時代を見せてくれました。

ああいう発言、あのくらいのご老人からは今も普通に浴びせられます。
思っていても口には出さないお利口さんも大勢います。

女に学問はいらない。口の達者な女は嫁の貰い手がない。
男は男というだけで女より優れている。女は男を鼓舞するだけの存在でいい。

昔、仕事のため保育園入園を希望したら、役人からこう言われた、

「あんたの亭主は、女房を働かせなければならないほど稼ぎがないのか」と。

そういう時代の、ことに権力を握った男たちには、
たぶん、あの発言が、
なぜ、女性蔑視になるのか理解できないのでは、と思います。

で、そういう男性は得てして、自分の妻や娘や孫娘には気を遣うんですよね。

と、ブツブツ独り言を言っていたら、
杉戸町の石材彫刻店のだるまさんが、首をすくめつつ声を掛けてきた。

杉戸町の達磨
埼玉県葛飾郡杉戸町・郊外

「いやー、めんぼくない。ホント、男ってやつはちっとも進歩がない」

「いえいえ、同年配のご婦人方にも責任の一端はありますよ」と私。

そういう価値観が染みついているせいか、
はたまた蔑視発言を聞いて笑ったという会場の男達のように、
媚びて言うのかはわかりませんが、

町内会の会合でもみなさん、当然のようにこう言いますから。

「やっぱり上に立つのは男でなくちゃ

するとだるまさん、ますます恐縮の体(てい)で、
「男なんて見掛け倒しでサ。このわしだって、強そうなのは外見ばかりだし」

と、デカイ目玉で天を仰いだ。

さてこの辺で、私のだるまさんのご披露といきますか。

これです。
CIMG5426 (2)

タテヨコ1cmほどの小さなだるまさんです。
横のボールペンが巨大に見えます。

目が出たり引っ込んだりします。

果たして私の人生の芽、出たのでしょうか(笑)

さて、ゆえあって只今禁酒中の斎藤氏、
ノンアルコールの缶ビールを飲んでいた時、思わぬ発見をしてニンマリ。

「こんなところに、ミニだるまが…」

あ、確かに白いだるまさんに見えますね。

斎藤氏、いわく。
「アフロヘアのジャズメン? それともNBAの八村塁選手か?」

IMG_0391.jpg

コロナ禍、不景気、災害、経済格差、貧困に、
あの性差別発言が追い打ちをかけて、人の心をより暗くしたのは確かです。

ですが、それは偶然あぶりだされた一現象にすぎない。

巨額のお金が飛び交うスポーツの祭典に、違和感を持つのは私だけだろうか。
置いてけぼりを食った庶民には、もはや夢も希望も高揚感もない。

57年前の東京オリンピックでは、日本中が沸き立っていたけれど、
あの輝きと一体感はもう望めそうにないし、望む気持ちも失せました。

83歳の次は84歳のリーダーだそうで…。

「老成円熟」という言葉が持つ重みから程遠い事態にぶったまげて、

だるまさんが転んじゃった!


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プロフィール

雨宮清子(ちから姫)

Author:雨宮清子(ちから姫)
昔の若者たちのスポーツ「石上げ」に使われた「力石(ちからいし)」の歴史・民俗を調査研究しています。力石のことを少しでも知っていただけたら嬉しいです。

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