狂喜雀躍
斎藤ワールド
5年目の話が続きます。
こちらはパンではなく力石。
5年前の2015年3月、
埼玉の研究者・斎藤氏からこんなメールが届きました。
「速報!
予期せぬ有名な力持ち力士の力石を見つけて、狂喜雀躍!」
スズメが小躍りして喜ぶ「欣喜雀躍」(きんきじゃくやく)ではなくて、
狂い喜ぶ「狂喜」ですからね、
これはよほどの発見です。
この日、埼玉県吉川市の、とある住宅前を通りかかった斎藤氏。
そのお宅の空き地に放置されていた庭石の山から、
突然、強烈なX波を受信。

「これはもしや」と胸を躍らせるも、見知らぬ家の庭です。
不審者に見られたら元も子もない。
はやる気持ちを押さえつつ、
まずは調査の許可をいただこうと住人を訪ねた。
出てきたご夫婦から快く許されて調べ始めたら、
すぐ刻字の石が見つかった。

正面から見たら、ほかにもたくさん文字がある。
真ん中の文字は「玉なんとかだ」
「玉露」? 「玉霞」?
でも、
「露(つゆ)」とか「霞(かすみ)」なんて、ちょっとあり得ないし…。

泥を払ってさらに目をこらしたら、なんと、「矢向弥五郎」の名が!

これはもう、「狂喜雀躍」しないではいられません。
矢向の弥五郎
文政五年(1832)生まれ。
武州橘樹郡矢向村(横浜市鶴見区矢向)出身。
あの「藤岡屋日記」にも登場する江戸の大物力持ちです。
それがあんな石捨て場に紛れていたなんて、
「おしゃか様でも気がつくめェ」
それを斎藤氏は見つけてしまったんですから、
私なら雀の小躍りでは済みません。狂喜乱舞です。
<つづく>

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こちらはパンではなく力石。
5年前の2015年3月、
埼玉の研究者・斎藤氏からこんなメールが届きました。
「速報!
予期せぬ有名な力持ち力士の力石を見つけて、狂喜雀躍!」
スズメが小躍りして喜ぶ「欣喜雀躍」(きんきじゃくやく)ではなくて、
狂い喜ぶ「狂喜」ですからね、
これはよほどの発見です。
この日、埼玉県吉川市の、とある住宅前を通りかかった斎藤氏。
そのお宅の空き地に放置されていた庭石の山から、
突然、強烈なX波を受信。

「これはもしや」と胸を躍らせるも、見知らぬ家の庭です。
不審者に見られたら元も子もない。
はやる気持ちを押さえつつ、
まずは調査の許可をいただこうと住人を訪ねた。
出てきたご夫婦から快く許されて調べ始めたら、
すぐ刻字の石が見つかった。

正面から見たら、ほかにもたくさん文字がある。
真ん中の文字は「玉なんとかだ」
「玉露」? 「玉霞」?
でも、
「露(つゆ)」とか「霞(かすみ)」なんて、ちょっとあり得ないし…。

泥を払ってさらに目をこらしたら、なんと、「矢向弥五郎」の名が!

これはもう、「狂喜雀躍」しないではいられません。
矢向の弥五郎
文政五年(1832)生まれ。
武州橘樹郡矢向村(横浜市鶴見区矢向)出身。
あの「藤岡屋日記」にも登場する江戸の大物力持ちです。
それがあんな石捨て場に紛れていたなんて、
「おしゃか様でも気がつくめェ」
それを斎藤氏は見つけてしまったんですから、
私なら雀の小躍りでは済みません。狂喜乱舞です。
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