読書
本日は「焼畑フォーラム」へ出かける予定だったのに寝坊して行き損ねた。
フットワークが鈍くなった。
そこで読んだ本の中から一冊とりあげて、こんな感想を書いてみました。
ーーーーー◇ーーーーー
苫米地英人さんという方の、
「明治維新という名の洗脳」=ビジネス社 2017=を読んだ。
おもしろかった。
お名前は知っていたが、今まで著書は読んだことがなかった。
でもこれは説得力があって、納得することが多かった。
明治維新については諸説あって、正直、よく解らない。
解らないけど「これって変だよな」という薄ぼんやりした疑問は持っていた。
それはこんな疑問です。
270年も平和が続いた日本が明治に入った途端、戦争を始めて、
以後、昭和に至るまで、戦争に明け暮れるようになったのはなぜなんだろう。
日本の風俗習慣をばっさり切り捨てて「西欧の猿真似」に徹したのは、
いくらなんでも鮮やか過ぎないか。
皇室までイギリス王室を真似たのはなぜ?
生麦事件でイギリス人を殺して薩英戦争を起こした薩摩藩の武士や、
イギリス公使宿舎を焼打ちしたり、外国艦船へ砲撃した萩藩(長州)の武士たちが、
同じ年にそのイギリスへ留学(密航)出来たのはなぜ?
留学した彼らは「長州ファイブ」と呼ばれ、若くして明治政府の高官になった。
資金もない地方の藩の下級武士たちに、なんでそんなことができたのか。
そして一番の疑問だったのが、
明治初年早々、なぜ外国の銀行が横浜に林立できたのかということだった。
その答えが「明治維新という洗脳」に出ていた。
ずばり、「国際金融資本家たちの暗躍」
苫米地氏は言う。
「明治維新はロスチャイルド家などの国際金融資本家集団が、
戦争で儲けるために仕掛けた。長州ファイブはその手先だった。
そしてその状況は今も続いている」と。
真偽はわかりません。
でもおもしろい。
元柳橋のたもとの謎の「大王石」とそれを持った柴田幸次郎の記事で、
私は蒔絵師の柴田是真のことを書いた。
この是真のことを明治になって、旧幕臣の塚原渋柿園がこう言っている。
「会津と官軍が戦っていたころ、あの人(是真)ときたらまるで気狂いで、
李竜眠の十六羅漢の画幅を携えて、銀座役人にこれを千両で買ってください、
そのお金を会津へ送って弾薬の料にしてもらうからと泣いて頼んだ」
懐古趣味と言われようが時代遅れと蔑まれようが、
私は国際金融資本家のエージェントになった長州ファイブより、
こういう是真のような人のほうがずっと好きだ。
フットワークが鈍くなった。
そこで読んだ本の中から一冊とりあげて、こんな感想を書いてみました。
ーーーーー◇ーーーーー
苫米地英人さんという方の、
「明治維新という名の洗脳」=ビジネス社 2017=を読んだ。
おもしろかった。
お名前は知っていたが、今まで著書は読んだことがなかった。
でもこれは説得力があって、納得することが多かった。
明治維新については諸説あって、正直、よく解らない。
解らないけど「これって変だよな」という薄ぼんやりした疑問は持っていた。
それはこんな疑問です。
270年も平和が続いた日本が明治に入った途端、戦争を始めて、
以後、昭和に至るまで、戦争に明け暮れるようになったのはなぜなんだろう。
日本の風俗習慣をばっさり切り捨てて「西欧の猿真似」に徹したのは、
いくらなんでも鮮やか過ぎないか。
皇室までイギリス王室を真似たのはなぜ?
生麦事件でイギリス人を殺して薩英戦争を起こした薩摩藩の武士や、
イギリス公使宿舎を焼打ちしたり、外国艦船へ砲撃した萩藩(長州)の武士たちが、
同じ年にそのイギリスへ留学(密航)出来たのはなぜ?
留学した彼らは「長州ファイブ」と呼ばれ、若くして明治政府の高官になった。
資金もない地方の藩の下級武士たちに、なんでそんなことができたのか。
そして一番の疑問だったのが、
明治初年早々、なぜ外国の銀行が横浜に林立できたのかということだった。
その答えが「明治維新という洗脳」に出ていた。
ずばり、「国際金融資本家たちの暗躍」
苫米地氏は言う。
「明治維新はロスチャイルド家などの国際金融資本家集団が、
戦争で儲けるために仕掛けた。長州ファイブはその手先だった。
そしてその状況は今も続いている」と。
真偽はわかりません。
でもおもしろい。
元柳橋のたもとの謎の「大王石」とそれを持った柴田幸次郎の記事で、
私は蒔絵師の柴田是真のことを書いた。
この是真のことを明治になって、旧幕臣の塚原渋柿園がこう言っている。
「会津と官軍が戦っていたころ、あの人(是真)ときたらまるで気狂いで、
李竜眠の十六羅漢の画幅を携えて、銀座役人にこれを千両で買ってください、
そのお金を会津へ送って弾薬の料にしてもらうからと泣いて頼んだ」
懐古趣味と言われようが時代遅れと蔑まれようが、
私は国際金融資本家のエージェントになった長州ファイブより、
こういう是真のような人のほうがずっと好きだ。
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