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「日本海」をいただきました

金沢紀行
02 /22 2018
到着早々案内されたのは、お寿司の「太鼓鮨」です。

静岡を立つ前、
「お昼は新幹線の中ですませていきます」と伝えたら、
「それは困る。ちゃんと予定に入れてあるから食べずに来てね」と。

町では期間限定の食のイベント「フードピア金沢2018」を開催中。
その中から友人が選んでくれたのが「太鼓鮨」だったのです。

このお店は、
「冬の金沢 うまいもん巡り」の「寿司部門」に紹介されていました。
(下段右端)

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昼飯時を過ぎていたせいか店内は私たちだけ。
ちょうどオリンピック・フィギアスケート、羽生クンのフリー演技が始まるところで、
友人も店の女将も熱狂的に応援。

私はもっぱら職人さんが握ってくれた目の前のお寿司に集中。
マダイ、ヒラマサ、甘えび、バイ貝、白イカ、マグロ、ブリ、穴子。
パクリと食べるたびに、タイミングよく次の握りが置かれていく。

ヒラメのエンガワ、これは私の大好物。本物はなかなか食べられない。

そしてノドグロ。
このときばかりは友人もテレビから目をそらして、
「これがノドグロよ」

img083 (2)

うん、おいしい! 
上品な脂の乗りとほのかな甘み。
味の余韻を舌から脳へインプット。おいしい体験は忘れません。

日本海の地物ばかり。
以前、当地のお寿司を食べた富山からの客に言われたっけ。
「太平洋の魚は身がユルユルでしまりがない」と。

食べ比べてみれば確かに、
こちらのネタはどれもギュッと身がしまって歯ごたえが違う。

ほどよいシャリごと「冬の日本海」を頬張る。
おいしさがジワッと広がる。甘えびは甘えびらしく、ブリはブリらしく。

寿司という指先でつまめるほどの小さな世界をひたすら楽しんでいた私。
気がつけばテレビは、
金銀銅の羽生、宇野、フェルナンデスが抱き合うシーンに変わっていました。

      ーーーーー◇ーーーーー

羽生結弦選手にちなんだお話を一つ。

その名も「弓弦羽(ゆづるは)神社」
名前が似ているところからファンの絵馬がたくさん奉納されていて、
羽生クン自身もここへ4回も必勝祈願に訪れているとか。

で、ここには有名な力持ち力士の力石があるのです。
3個あります。そのうちの一つ(真ん中の石)をご紹介します。

東灘区弓絃羽の森・弓絃羽神社1
神戸市東灘区御影町  写真提供/高島愼助先生  情報提供/斎藤氏

「奉納豊年石 文久元辛酉秋 御影世話人 平野喜助 谷田音吉
 江戸鬼熊門人新川七五郎 大坂荒物屋松本辰五郎 持之」

この二人の力持ちもありったけの力で応援していたと思います。


<つづく>
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雨宮清子(ちから姫)

昔の若者たちが力くらべに使った「力石(ちからいし)」の歴史・民俗調査をしています。この消えゆく文化遺産のことをぜひ、知ってください。

ーーー主な著作と入選歴

「東海道ぶらぶら旅日記ー静岡二十二宿」「お母さんの歩いた山道」
「おかあさんは今、山登りに夢中」
「静岡の力石」
週刊金曜日ルポルタージュ大賞 
新日本文学賞 浦安文学賞