fc2ブログ

く、くやしーい!

古典芸能
10 /02 2016
昨日、静岡浅間神社の舞殿で、
静岡市内、五か所の地区の「神楽の競演」が行われる予定でした。

舞殿です。静岡市葵区宮が崎
殿舞
静岡浅間神社HPからお借りしました。宇佐美神主さまお許しを!

4月には、ここで稚児舞が行われました。
CIMG3150 (3)

ここは能の始祖、観阿弥終焉の舞台になったところなんです。
時の支配者、今川氏に招かれて舞ったあと、観阿弥は急死。

今、楼門脇に元NHKアナウンサーの山川静夫氏が奉納した
観阿弥の顕彰碑が立っています。
山川氏のお父さんはここの神主さんだったんです。

さて、「神楽の競演」の話です。

昨日私は、仕事を終えてからここへ来る予定でした。
でも昨日は朝から雨。雨天の時は翌日に延期となっていたから、
てっきり延期して今日になったと思い込みました。

で、本日、意気揚々と出掛けたら、なんと、
「こちらは雨が降らなかった、だからやりましたよ」
「境内は人でびっしりでしたよ」って…。

わたしのお目当ては「火の舞」でした。
img154.jpg
「大神楽祭」パンフより 「有東木神楽」

写真では大人しげに見えますが、闇に包まれた神殿で、
両端に火がついた棒をクルクル激しく振りながら舞うその迫力は、
この目で見ないとわかりません。

ああ、それなのに、見逃してしまいました。
「やる予定だったけど雨で延期」と思い込んだ私がバカだった。
予定通り行われて、しかもものすごい数の見物人だったとは。

く、くやしーい!

本日も曇り空ながら、
各山間地域からの出店も売り切れ続出で早々と店じまい。

「残り物」の福をなんとかゲットし、
地元産蕎麦のそばがきをいただいて、しょんぼり帰宅。

CIMG3403.jpg

玉川地区のかあちゃんたちがつくった饅頭、「玉ゆら」(左)と、
愛知県から南アルプスのふもとの村、井川地区に転入してきた
若いご夫婦が作った粟ドーナツと地元産カライモ?の揚げ物です。
パンフの写真はその若夫婦さん。

「玉ゆら」は「玉響」で、「ほんのひととき」という意味だそうです。
かあちゃんたちは、
「ほんのひととき、山の恵みを楽しんでいただけたら」との思いから
そう命名したのだそうです。

「玉川かあちゃんたち、切り干し大根の饅頭、絶品でしたよォ~」
「素敵なカップルさん、甘いのとしょっぱいのとでいい感じでしたよォ~」

こちらは昨日購入した新米「静岡こしひかり」です。
CIMG3401.jpg img150.jpg

農家さんからのお手紙がついていました。

「今年は3枚の田んぼがジャンボタニシの食害にあい全滅。
薬をまけば防げたかもしれませんが…。
安全を取るか、売り上げの数字を取るか、苦しい選択ですが、
お客様の”安心”には変えられないですね!!」

こうした真面目な農家さんの誠実な食べ物を応援しなければ…。
真面目な農家さんの経営が立ちいかなくなるということは、
日本の食文化を失うことで、
それはまた、
その人たちによって伝えられてきた神楽の消滅をも意味しますから。

だから私はTPPにはぜったい反対です。

とまあ、神楽を見損なった悲哀が食文化に行ってしまいましたが、
お許しを!
スポンサーサイト



雨宮清子(ちから姫)

昔の若者たちが力くらべに使った「力石(ちからいし)」の歴史・民俗調査をしています。この消えゆく文化遺産のことをぜひ、知ってください。

ーーー主な著作と入選歴

「東海道ぶらぶら旅日記ー静岡二十二宿」「お母さんの歩いた山道」
「おかあさんは今、山登りに夢中」
「静岡の力石」
週刊金曜日ルポルタージュ大賞 
新日本文学賞 浦安文学賞