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花のお江戸巡り、まずは亀戸です

力石・力士の絵
07 /13 2014
風前の灯状態の伊豆下田の力石や、被爆した福島の力石と、
切ない記事が続きました。
今日はパッと華やかに行きたいと思います。

亀戸天神社です。東京都江東区亀戸にあります。
創建は寛文2年。東宰府・亀戸天満宮ともいいます。
九州・太宰府天満宮に対して東の天満宮なので、「東宰府」というそうです。

亀戸天神社です。
スカイツリーが見えます。


CIMG0874.jpg

ここは「梅と藤」の花が有名だったそうです。
安藤(歌川)広重が描いた「名所江戸百景」です。


図1  図2
こちらが「亀戸梅屋敷」        こちらが「亀戸天神境内」


天保7年に上梓した「江戸名所図会」という江戸の絵入り地誌があります。
江戸を知る一級資料といわれております。
広重はこの「名所江戸百景」を描くにあたって、
「江戸名所図会」の作者、斎藤月岑(げっしん)を訪ねて相談したとのことです。

この太鼓橋、今でも健在です。
天神社境内にはこんな句碑もあります。


しばらくは花の上なる月夜哉   芭蕉

作家の池波正太郎さんもまた、この「江戸名所図会」を参考にして、
あの「鬼平犯科帳」を書いたといわれています。

そして「東海道中膝栗毛」の作者、十返舎一九も描きました。
狂歌「江戸名所図会」です。


図1

50人の狂歌師の狂歌51首に十返舎一九の序文と絵を添えた
「墨摺り絵本」だそうです。
これはそのうちの「亀井戸」

あま神も見給え春のわざおぎに 花の兄貴の庭の梅王   
                                桃 陽々
「あま神」は天神、「わざおぎ」は役者、そして「花の兄貴」とは、
梅は四季の花の中で一番最初に咲くところからつけられた雅称だそうです。



次回へつづく。


※狂歌「江戸名所図会」の参考資料/サイト「絵双紙屋」
  (原データ/東北大学・狩野文庫画像データベース)
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雨宮清子(ちから姫)

昔の若者たちが力くらべに使った「力石(ちからいし)」の歴史・民俗調査をしています。この消えゆく文化遺産のことをぜひ、知ってください。

ーーー主な著作と入選歴

「東海道ぶらぶら旅日記ー静岡二十二宿」「お母さんの歩いた山道」
「おかあさんは今、山登りに夢中」
「静岡の力石」
週刊金曜日ルポルタージュ大賞 
新日本文学賞 浦安文学賞