2年前に「静岡の力石」を出版しました
書籍
由比の大門薬師堂の力石のことは、昨日ご紹介しました。
その大門薬師堂の境内での力比べを、絵に描いた方がいます。
今は亡き松永宝蔵さんです。
江戸時代、
薩埵(さった)峠の上り口で茶店を開いていた「藤屋・望嶽亭」のご主人です。
この茶店のことは、「東海道名所図会」や太田蜀山人の「改元紀行」に出てきます。
ここは左手に霊峰富士、右手に三保の松原を望む景勝地で、
「道中無双の景色也」と絶賛されたところです。
2年前、私は師匠の四日市大学教授・高島慎助先生と「静岡の力石」という
本を出版しました。その表紙に松永さんが描いた「大門薬師堂での力比べ」を使わ
せていただきました。それがこれです。

すでに人々の記憶から消えてしまった「力石」の調査。
大変でした。
「なんか頭のおかしな人がきたぞ」なんて笑われたこともありました。
学芸員さんたちには「あんなマイナーなもの、よくやってるねえ」なんて言われて。
長い間、全国の若者たちに愛された力石。今は忘れられ、お堂や路傍に
放置されて…。
朝寒や声なき力石(いし)の声を聞く
その大門薬師堂の境内での力比べを、絵に描いた方がいます。
今は亡き松永宝蔵さんです。
江戸時代、
薩埵(さった)峠の上り口で茶店を開いていた「藤屋・望嶽亭」のご主人です。
この茶店のことは、「東海道名所図会」や太田蜀山人の「改元紀行」に出てきます。
ここは左手に霊峰富士、右手に三保の松原を望む景勝地で、
「道中無双の景色也」と絶賛されたところです。
2年前、私は師匠の四日市大学教授・高島慎助先生と「静岡の力石」という
本を出版しました。その表紙に松永さんが描いた「大門薬師堂での力比べ」を使わ
せていただきました。それがこれです。

すでに人々の記憶から消えてしまった「力石」の調査。
大変でした。
「なんか頭のおかしな人がきたぞ」なんて笑われたこともありました。
学芸員さんたちには「あんなマイナーなもの、よくやってるねえ」なんて言われて。
長い間、全国の若者たちに愛された力石。今は忘れられ、お堂や路傍に
放置されて…。
朝寒や声なき力石(いし)の声を聞く
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