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新年を迎えて

ごあいさつ
01 /01 2022
今年の新年のごあいさつは、こうなりました。

「バテまして、おめでとうございます」

大晦日から二男一家が1歳半の孫を連れて来訪。
コロナで会えなかったので、これが初対面です。

私はもう張り切りまして。
昨年は買い物と料理の下ごしらえに一週間。

一番頭を悩ませたのが幼児食のメニュー。31日、元日の4食分です。
大人とは別メニューなのでこれがまた大変。

ネット情報を参考にしたりお嫁さんにも聞いたりして…。

喜んでくれるかなぁと祈るような気持ちで出したら、モリモリ食べてくれました。

無事、ばあばの務めを終えて、さきほどほっぺにチュッをしてバイバイしました。
老骨に鞭打っての奮闘でしたので、帰った途端に疲れがドッと出て、

バテバテ

お節の残りを一人で食べてゆっくりお茶を飲んで、
ようやく普段の時間が戻ってきました。

孫です。ばあばバカ全開ですみません…。
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日本とニュージーランドの二つのお国を背負って生まれてきました。

二つの国から受け継いだ良いところを伸ばしていってくれたらと思います。

本が大好き。
息子たちが読んだ大昔の絵本を引っ張り出してニコニコ。

犬と猫とお魚さえ出てくればごきげんです。

同じ絵本を息子が日本語で読んであげて、今度はママの英語バージョン。
息子がゾウさんの歌を歌って聞かせたあと、ママが「エレファント」と。

やっぱりママの力は絶大です。

ぞうさんの歌には調子を合わせて首を振るだけですが、
ママの言葉にはすぐ反応して「エレファント」と真似る。

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本のほかに気に入ったのが、マトリョーシカ。

これは大昔、
まだソビエトと言っていたころ、母がかの地に行った時のお土産です。

次々と人形が出てくるのでもう夢中。

この子は私の母にとってはひ孫。
見知らぬ者同士が同じマトリョーシカを手にする、

不思議な縁を感じました。

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元日のうちになんとか記事が書けました!

本年もよろしくお願いいたします。


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時代は常に先を急ぐ

ごあいさつ
12 /27 2021
もう師走。
時のたつのが早すぎて…。

10年前、私はこんな詩を詠みました。力石の調査を始めてまもないころです。
それを力石の高島先生が、「力石を詠む(五)」の巻頭に載せてくださった。

拙い詩ですが、お目を通していただけたら幸いです。


ーーーーー

山里に力石を尋ねし人あり
遠方より来たる
まばらなる家居には
人影はなし犬も鳴かず

山上の観音堂に
石あり三つあり
錆を帯びまろき呈なり
鉄丸石(てつがんいし)とて力石なり

CIMG0651.jpg

七草のころこの堂にて田楽を演ず
この日ばかりは村人こぞりて舞い遊ぶ
されど
力石には目を止むる者なし

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遠方より来たる人 石と対座す
力比べに興じし若者らのさんざめきが
石より出で 
つかの間杜に満つ

人の心は移ろいやすく
時代は常に先を急ぐ
村に力自慢の絶えて久しく
力石はただ元の石に成り果てぬ

山ははや秋の隣り
遠来の人
幻影を胸に刻みて
往(い)ぬ

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ーーーーー

2月初旬の祭りの朝、水垢離をする人たち。
南アルプスに源を発した藁科川上流の水は、身を切るような冷たさです。

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静岡市教育委員会「七草祭」よりお借りしました。

静岡市葵区日向・福田寺観音堂「七草祭」=県指定民俗文化財


ーーー

たくさんの方にご訪問いただき、感謝しております。
来年もまたよろしくお願いいたします。

良いお年を!


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ブログ開設7周年!

ごあいさつ
06 /21 2021
ブログ開設、まる7年。

2014年6月、こんな石ころだらけのブログ、
だれも読んではくれないだろう、もって1年かなと思いつつ始めました。

けれど初めこそ閑古鳥の巣でしたが、
いろんな方が来てくださるようになって、いつの間にか7年。

みなさま、ありがとうございます。

力石探しは、
中部はもちろん東は関東、西は関西から中国地方、沖縄まで。

沖縄では生まれたばかりの孫の顔を見て力石も見て…。

ーーーーー

高島先生がこの力石を詠んだ私の句を載せてくださっています。
ご覧いただけたら嬉しいです。

「今帰仁村・公民館」

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沖縄県国頭郡今帰仁村謝名・公民館

民俗学者の宮本常一の「あるく、みる、きく」の真似事でしたが、
なりふり構わず、歩いて見て聞く、それに資料漁りが加わった日々。

持ち場の静岡県内の図書館、博物館、資料館はほとんど訪れました。

天竜川の奥、伊豆半島南端、山梨・長野の県境。
車のない身にタクシー代は痛かったけれど、それ以上に夢があった。

図書館通いは一日一か所がせいぜい。
電車の本数もまばらな山あいの、駅のホームで見た夕日の美しかったこと。

時には神楽を見たり、盆踊りに参加させていただいてひと息ついて…。

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静岡市葵区梅ヶ島新田

img138 - コピー
静岡市葵区有東木

なにより嬉しかったのは、
いろんな方々にお会いして貴重なお話をうかがえたこと。

下の写真は、私が力石に関わり出してから保存がなされた三カ所目。
歴史の深い山上の集落です。

写っているのは、これを手掛けた石屋さんです。
「力石という名は初めて聞きました」とおっしゃるので、
参考資料をいろいろお渡しした。

完成したとき、本当に嬉しそうなお顔をされて、
「すごく勉強になりました。ありがとうございました」とお礼を言われた。

ご自分の名前を刻みましたか?とお聞きしたら、
「いや。そんなことは。ぼくは作らせていただいただけで充分です」

現役の石屋さんでお顔まで明らかなのは、古今東西この方だけ。
それだけでもここの保存は価値があります。

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静岡県富士宮市

ここには力石経験者が3人いらっしゃった。
経験者だけあって話は臨場感あふれていて楽しかった。

青年時代使った石を見せてくださったご主人は、ちょっとはにかみながら、
「山仕事やってたんでね。力仕事だんて、これで力つけたんだ」と。

そうおっしゃっていたこの人は、その3年後この世を去った。

人がいなくなれば力石もただの石に還っていく。

この年月、たくさんの方々との別れがあった。

石探しに奔走したこの私も、いつかはこの世から消えていきます。

でも、保存された石がかろうじて命脈を保ち、
こんな世界があったんだよ、こんな文化が生きていたんだよと
後世へとつなげていってくれます。

こちらは3カ所目の保存を快く承諾してくださった地主さんご夫妻です。
毎年、春秋のお祭りにおじゃましてごちそうになった。

その昔、この方の父上は町村合併後の村長になって、
毎朝、急な山道を馬に乗って、ふもとの役場まで通ったという。

「湯治に行った帰り、貧しそうな農婦がぼくに子をもらってくれと。
可哀そうなので連れて帰って育てた。立派になって毎年訪ねてくるよ」

CIMG0611_20210620064428d12.jpg
同上

「力石、まだ文化財にならないかねえ。なるといいなあ」
と楽しみにしていたけれど、
とうとう実現しないまま、ご主人はこの世を去った。

残された妻が夫の墓前に正座して、切々と歌い出した「武田節」

♪ 甲斐の山々陽に映えて われ出陣に憂いなし

  祖霊ましますこの山河 敵にふませてなるものか

夕闇迫る山上の墓地で、繰り返し歌い続ける老夫人に、
「おばあちゃん、もういいよ、もういいよね」と、付き添いの人が制した。

私は涙が止まらず、同行した知人に笑われた。

そのご夫人ももういない。

山上の集落は廃村になった。

  廃村はただ白し力石に花ふりつむ   雨宮清子

あ、なんだかこの世の終わりみたいな、センチメンタルなことを言っちゃって。

めげていては今までご協力いただいた多くの男衆らに申し訳ない。

「若い衆らがお堂脇の集会所に毎晩集まって。あのころは賑やかだった」と、
一生懸命、昔話を聞かせてくれた老婦人たちに面目が立たない。

「5-ALA」やマグネシウムサプリを飲んで(笑)、まだまだがんばります。

今までは娯楽、鍛錬、見世物としての力石に重きを置いてきましたが、
信仰としての力石にも言及していきたいと思っております。

私が見つけた力石は県内外合わせて約130個。
またどこかで遭遇したらとの夢を持ちつつ。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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新年を迎えて

ごあいさつ
01 /01 2021
あららら、
今年の初日の出は「力石」ですよ!


一富士、二丑、三力石


ブログ初日 (2)


本年もどうぞよろしくお願いいたします。


    ーーーーー◇ーーーーー

金沢大学の教育サロン機関誌「チョウゲンボウ」の、
編集・刊行に携わっている同大の先生から、驚きのコメントが…。

「力石が宇宙にあったとは!!」

はい、科学の常識をくつがえしました(笑)
力石って偉大だなァ、ウフフ


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モンシロチョウと年越し

ごあいさつ
12 /29 2020
先月末、いつもの農協市場へ買い物に出かけたときのこと。
レジ台の上に青虫が一匹、乗っかっていて…。

きっと、誰かの買い物の野菜からこぼれたんですね。

「あ、青虫クンだ!」と言ったら、
レジの女性が慌ててティッシュで押さえたので、私も慌てて、

「あ、それ、いただいていきます」と。

さてさて、チョウになるかになるか。

この前、ブロッコリーから出てきた青虫は、
なんだか動きがおかしかったので、もしやと思ったら、
案の定、変色して芋虫に変わり蛾になった。

今度のはどうかなと思っていたら、
翌日には早くも緑色のサナギになって、シロチョウを証明してくれた。

後日、レジの女性に「チョウでした。無事、さなぎになりました」と伝えたら、
「わーっ、よかった」と笑顔がこぼれた。

CIMG5372 (4)

今は越冬体制。

寄生虫にもやられず寒さにも負けず、
ポカポカ陽気につられてうっかり羽化しないよう願いつつ、見守っております。

農家さんにとっては害虫ですが、許してね。

無事冬を乗り切って、春の柔らかい陽光の中へ飛び立てたら
そのときはまた、ご報告いたします。

今年もたくさんの方に拙ブログへお越しいただき、
貴重な新発見情報やうれしいコメント、含蓄ある句などを頂戴しました。

心よりお礼申し上げます。

閉塞感いっぱいの日々ですが、
体力気力が続く限り、この駄文を発信していきますので、
来年もまたよろしくお願いいたします。

このトウガラシのように、鮮やかピリッと行きたいものです。

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みなさまのご多幸とご健康を祈りつつ。


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雨宮清子(ちから姫)

昔の若者たちが力くらべに使った「力石(ちからいし)」の歴史・民俗調査をしています。この消えゆく文化遺産のことをぜひ、知ってください。