カブトムシ
できごと➁
夕方、
買い物に行こうとドアを開けたら、カブトムシがひっくり返っていた。
助けなきゃ。
朝から今までずっとひっくり返っていたようで、
指につかまらせようとしたが反応が弱い。
ならばと、厚紙に乗せて室内へ。
鉄筋長屋の長い通路は、明かりに寄ってきた虫たちのたまり場。
カミキリやクワガタ、カナブン、蛾とまるで昆虫館。
しかし、カブトムシの訪問は近ごろでは珍しい。
買い物から帰るまで、とりあえず黒砂糖水を浸した布を置いて出かけた。
帰宅後覗いたら、布にしがみついている。
これなら元気になるかもと思いつつ、今度はしがみつく木の枝を探しに。
ダンボールに木の枝を渡し、そこへ誘導するも反応が鈍い。
バナナを割りばしに刺して、鼻先に置いても動かない。
2時間ほど後で見たら、なんと、バナナにしがみついていました。

心なしか、埃まみれだった羽根にツヤが出ている。
翌朝、箱を覗いたら、いない!
ヤレヤレ、良かった。元気に飛んで行ってくれたと思ったら、
器の陰からゴソゴソ。
ありゃー。
すっかり元気になって歩き回っている。
もう大丈夫だ。
夕方、近くの神社へ出かけ、大イチョウの根本へ置くと、
水を得た魚のごとく、太い根っこをしっかり掴んで元気に歩きだし、
根元に溜まった落ち葉の中へゴソゴソ潜っていった。
ヤレヤレ、一件落着。
小さな本殿の屋根から、一部始終を見ていた「四方睨みの猿」

帰り際、神社に手を合わせて「カブトムシをお守りください」と祈った。
虫のために二礼二拍手一礼したのは初めて。神さま許してね。
ところがです。
次の日、ドアを開けたら、
またもや「ダルマさんが転んだ」状態のカブトムシが…。今度のは若い雄。
またかよ!と思ったが、見て見ぬ振りは出来ない。
一晩中恋人を求めて飛び回っていたのだろう。
うしろ羽根ははみ出し、角も足も蜘蛛の糸だらけ。
からまった蜘蛛の糸を取り除いている間も抵抗なし。
ダメかもなあ。
他のバナナは私が食べちゃったので急きょスイカを与えたら、
弱々しいけどしがみついた。

いけるかも、と期待したが、やっぱり力尽きた。
せめてもと思い、頭をちょっと撫でてやりました。
カブトムシくんの遺影

これでおしまいと思っていたら、
3日目の早朝、またしても「ダルマさんが転んだ」が一匹。
勘弁してよ~。
今度のは大きな雄で、兜もツヤツヤで元気いっぱい。
彼らは太陽に弱いから、
コンクリートの上でひっくり返ったままにはしておけない。
というわけで、保護と相成りました。
そして3時間後、昨日、雌を放った神社へ行き、
「ヘビさん、出ないでよ」と念じつつ、同じ場所に放してやりました。

ついでながら、みなさま、教えてください。
台所のガス台の壁に、オレンジ色の虫を発見。
体長は1㎝ほどと小さいけれど、触覚はやけに長くて、体の2倍弱。
こんなところにいたら火あぶりになっちゃうよと、慌ててベランダへ。
これ、神棚用の榊についてきたのかも。
小さい上に動きが早くて写すのに四苦八苦。
ピンボケですが、どなたか虫の名前、教えてください。


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買い物に行こうとドアを開けたら、カブトムシがひっくり返っていた。
助けなきゃ。
朝から今までずっとひっくり返っていたようで、
指につかまらせようとしたが反応が弱い。
ならばと、厚紙に乗せて室内へ。
鉄筋長屋の長い通路は、明かりに寄ってきた虫たちのたまり場。
カミキリやクワガタ、カナブン、蛾とまるで昆虫館。
しかし、カブトムシの訪問は近ごろでは珍しい。
買い物から帰るまで、とりあえず黒砂糖水を浸した布を置いて出かけた。
帰宅後覗いたら、布にしがみついている。
これなら元気になるかもと思いつつ、今度はしがみつく木の枝を探しに。
ダンボールに木の枝を渡し、そこへ誘導するも反応が鈍い。
バナナを割りばしに刺して、鼻先に置いても動かない。
2時間ほど後で見たら、なんと、バナナにしがみついていました。

心なしか、埃まみれだった羽根にツヤが出ている。
翌朝、箱を覗いたら、いない!
ヤレヤレ、良かった。元気に飛んで行ってくれたと思ったら、
器の陰からゴソゴソ。
ありゃー。
すっかり元気になって歩き回っている。
もう大丈夫だ。
夕方、近くの神社へ出かけ、大イチョウの根本へ置くと、
水を得た魚のごとく、太い根っこをしっかり掴んで元気に歩きだし、
根元に溜まった落ち葉の中へゴソゴソ潜っていった。
ヤレヤレ、一件落着。
小さな本殿の屋根から、一部始終を見ていた「四方睨みの猿」

帰り際、神社に手を合わせて「カブトムシをお守りください」と祈った。
虫のために二礼二拍手一礼したのは初めて。神さま許してね。
ところがです。
次の日、ドアを開けたら、
またもや「ダルマさんが転んだ」状態のカブトムシが…。今度のは若い雄。
またかよ!と思ったが、見て見ぬ振りは出来ない。
一晩中恋人を求めて飛び回っていたのだろう。
うしろ羽根ははみ出し、角も足も蜘蛛の糸だらけ。
からまった蜘蛛の糸を取り除いている間も抵抗なし。
ダメかもなあ。
他のバナナは私が食べちゃったので急きょスイカを与えたら、
弱々しいけどしがみついた。

いけるかも、と期待したが、やっぱり力尽きた。
せめてもと思い、頭をちょっと撫でてやりました。
カブトムシくんの遺影

これでおしまいと思っていたら、
3日目の早朝、またしても「ダルマさんが転んだ」が一匹。
勘弁してよ~。
今度のは大きな雄で、兜もツヤツヤで元気いっぱい。
彼らは太陽に弱いから、
コンクリートの上でひっくり返ったままにはしておけない。
というわけで、保護と相成りました。
そして3時間後、昨日、雌を放った神社へ行き、
「ヘビさん、出ないでよ」と念じつつ、同じ場所に放してやりました。

ついでながら、みなさま、教えてください。
台所のガス台の壁に、オレンジ色の虫を発見。
体長は1㎝ほどと小さいけれど、触覚はやけに長くて、体の2倍弱。
こんなところにいたら火あぶりになっちゃうよと、慌ててベランダへ。
これ、神棚用の榊についてきたのかも。
小さい上に動きが早くて写すのに四苦八苦。
ピンボケですが、どなたか虫の名前、教えてください。


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