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日韓イカカニ合戦

世間ばなし➁
04 /26 2022
老境真っ盛りの私の楽しみの一つは、
拙ブログへご訪問いただく方々のブログを拝見すること。

さまざまな考え方捉え方を知り、気づかされることもしばしば。
遠いお国の風景や暮らし、
国内では地元の方ならではの見聞に目を開かされて…。

読み終えるころには目がショボショボ。

そんなショボ目に飛び込んできたのが、韓国の巨大カニです。

ひゃーっ、ビルが巨大ガニに襲われている。
スパイダーマンのカニ編だ!


2022041922372387c.jpg
韓国・盈徳(ヨンドッ)
「ズワイガニで有名な所だが、日本ではめちゃくちゃマイナーな町」だとか。

これは、
ブログ「KOREA 駐在おやじの韓国紹介」の駐在おやじさんの記事。

「おやじさん」は、本当にあっちこっち歩き回っています。
そこで飲んで食べて。

逆流性食道炎の私には、目の毒。(笑)

しかし、料理よりも釘付けになったのがカニの看板。なにしろデカイ!

「カニの有名な町にやってきた」

これを見て思い浮かんだのが日本の「かに道楽」のカニの看板です。

そういえば当地にもあったけど最近は見かけないなぁと思い、ネット検索。

でも出てきたのは「道楽」ではなく「札幌かに本家」

そこになんと、「静岡店は2018年に閉店」とあった。

静岡市にあった、ありし日の「札幌かに本家」です。
足がゆらりゆらり動いた「かにの看板」もちゃんとあります。

sizuoka (1)
静岡駅前

でも、「本家」と「道楽」の違いって何だろうと思ったら、
「本家は「かに道楽」からのれん分けした店」なんだそうです。

そんなおり、韓国のカニに負けてはいられませんとばかりに、
金沢の友人が巨大イカのモニュメントの写真を送ってきた。

その名も「イカキング」

場所は「日本三大イカ釣り漁港」の一つ、
能登・九十九(つくも)湾の「イカの駅つくモール」

これです。全長13m、重さ約5トン。イカの中に人が入れるそうです。
02 話題のイカキング
石川県鳳珠(ほうす)郡能登町。2020年6月オープン。

これ、新型コロナ対策の臨時交付金で作ったそうで、
「一時のブームで終わるかもしれないのに、イカがなものか」との声もあるが、
観光客や地元の方々には好評だとか。

実は私、恥ずかしながら能登にはその昔、新婚旅行で出かけました。
一応そんなこと、やったんですよ。(笑)

でもとても心に残る町でした。

そんな在りし日の残像を追って、とかなんとか格好つけて、
この動画で、久し振りに能登の自然を味わいました。



さて、この「日韓イカカニ合戦」

どちらも手ごわい相手。勝負やいかに、と思っていたら、
駐在おやじさん、出してきましたよ。金ぴかの凄いヤツを。

これです。
202204192237378d5.jpg

す、すごい! この振り上げた爪、見てください。

ああ、イカさん、負けそう…。このところイカ漁も不漁だし。
カニも高くてお正月にしか食べられないから、普段はカニカマだし。

とまあ、弱気になりましたが、どちらも文句なしのキング。

この勝負、しばらくお預けといたしましょう。

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戦争の記憶

世間ばなし➁
03 /17 2022
「えっ、ちから姫さん、そんなバアチャンだったの?」
なぁんてびっくりされるでしょうが、

そうなんです。

あの昭和の大戦の記憶は、私にもあるんです。
ただし、母の話を通じて…。

坂の途中の一軒家だった私の家の、
台所から続く土間の先の戸に直径5センチほどの穴が開いていた。

厚手の木製の引き戸だった。
その穴は戦時中、村の男が夜這いか強盗目的で開けた穴だった。

そのとき、家には30歳の母と5人の幼子だけ。
父は出征していて留守だった。

「目の前で小刀の刃先が動いて、だんだん穴が大きくなっていって。
入ってきたらこれで打ちのめしてやると、戸のこちら側で
木刀を握って震えながら身構えていた」と後年、母が言った。


赤ん坊のころの私。散髪は裁ちばさみでいつも母の手で。
着物や洋服は全部、母の手縫い。

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軍からの命令で茅を供出することになったが、
町から引っ越してきた母にはそれを刈る持ち山がない。

近所は農家ばかりなのに、誰も山を貸してくれない。

仕方なく誰のものでもない遠くの山へ出かけ、
慣れない鎌でようやく何束かを作って背負い子にくくり付けたころは、
すでに頭上は満天の星。

7歳の長女に幼い弟、妹を預けて来たから、さぞ困っているだろうと、
「夢中で山を駆け下り、田舎の道を泣きながら走って帰った」

次姉と長兄、次兄。母に抱かれているのが私。
次姉は自転車にぶつけられてケガをしていた。この時母、若干30歳。

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食糧難、夫のいない厳しい暮らしで母乳が出ない。
「それであんたには玄米を粉にしたのを溶いて飲ませていた」そうで。

で、ついたあだ名が「玄米っ子」

戦後は近所の村会議員の奥さんに連れられて、ヤミ米を買いに出かけた。

「お腹に巻いていたお米を警官に全部没収された。
漁師から仕入れたイワシを売りに出たけど一匹も売れず、腐って全部捨てた」

にわかかつぎ屋の母はことごとく失敗する。


ドアがない満員電車から落ちそうになり、必死で耐えた。
「もうコリゴリだ」と、かつぎ屋はきっぱり辞めた。


「あんたさえ生まれてこなければ」「名前は何も考えずにつけた」

母は時々「鬼母」になって私を苦しめたが、そのあとで「慈母」になった。

理由もなく私だけご飯を抜いたり無視したり、いきなり殴りかかったり。
かと思うと美容院に連れて行き、小学生の私にパーマネントをかけたり。

「鬼母」と「慈母」が繰り返されるのには戸惑ったし、きつかった。


近所の農家のおばさんから言われた。
「あんたはシンデレラだね。お母さんは姉さんたちばかり可愛がって」


こちらは、「お雛さんがないのは可哀そうだから行商人から買った」
という土の芥子雛。私はこの素朴さが自分には合っていると思ってきた。

CIMG2061.jpg

こちらは戦争末期の私の種痘済みの証明書。

病気にしないよう、母も必死だったんですね。


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戦後の民主主義教育がかなりたっても、
田舎の学校では戦時中の式典があった。小学生の私は母手製の袴で参列。

一人浮いて仲間外れになったが、今でもあの姿は誇らしく思う。

食卓にサバの煮つけを出すとき父には一番いい所を、あとは長男から順繰り。
母はというと、魚の骨にお茶を掛け、その汁をごはんに掛けて食べていた。

戦後の厳しい暮らしの中でも、母は子供の七五三は欠かさず、必ず写真館へ。
戦時中も姉や兄たちの写真を撮りに隣り町へ行っている。


7歳の私。
img20220316_09424109 (3)

おかしな話だが、
戦争体験がないのに私はかなり長い間、米軍爆撃機のB29に悩まされた。

もの凄い爆音で空を見上げると、真っ赤な炎と黒煙を吐きながら、
B29が現れ、東の山に落ちていくところだった。

わーっと叫んで飛び起きるとそれは夢で、私は全身汗びっしょり。

これは後年、母から繰り返し聞かされた話だ。
それがいつの間にか自分の体験として刷り込まれてしまっていた。

母はこの話のあと決まってこう言った。


「あのときはあんただけ家に置いて、みんなで防空壕へ逃げた」

7歳の時から母を助けてきた長姉のことを母はこう呼んでいた。

「戦友」

そしてこの戦友は、母が100歳でこの世を去るまで共に暮らした。

思えば私は、
母が戦争の恐怖のトラウマから逃れるためのはけ口だった。

あまりのつらさに10歳の時、電車に飛び込もうと外へ出たが果たせなかった。
夜の闇の中にいた私の背後から、「ごはんだよー」と呼ぶ母の声で…。

下は、母と私を繋いでいたへその緒と産毛。

体重=940匁(3525g)。身長=三壁
この「壁」というのは何センチなのか、ご存じの方、教えてください。

この時の産婆さんは、のちに私のお産の時、二男を取り上げてくださった。
親子2代が同じ方にお世話になったんです。


img20220317_13571806 (3) img20220317_13562077 (2)いう

たとえ私が母の恐怖からのはけ口だったとしても、
今なら、「慈母」の姿が本物の母だったと、ポジティブに捉えることが出来る。


それでも私の「戦争の記憶」は、生々しく今も残っています。

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ひな祭り!

世間ばなし➁
03 /02 2022
またまた「ばあばバカ」って笑われそうですが、

笑ってください \(^o^)/

なにしろ初めての女の子の孫なので嬉しいのです。

去年の初節句に贈ったおひなさまです。

吊るし飾りの方がいいみたいだなぁ。

IMG_7210.jpg

お正月に会ってからまだ2か月しかたっていないのに、
顔が赤ちゃんから幼児になってきたような…。

あと少しで2歳。

ひな祭りも近いし、何か贈りたいなあと思って、
それで、
この前、絵本に興味を示したので本屋さんに出かけました。

わっ! これおもしろいと思ったのは、
ほるぷ出版の「ねこは るすばん」

思わず絵本の世界に引きずり込まれて、アハハ、うふふ。

この前、公園で、
大きな犬に顔をベロベロ舐められても平気だったというから、犬の絵本も購入。
買ったのは、英語圏出身のママが読み聞かせできるように英語の絵本。

私って気が利くよねと自画自賛。

「ねこは…」は、
まだ孫には早すぎたかなと思いつつ送ったら、翌日、こんな写真が届いた。

IMG_7213.jpg

すごい真剣な目で見ています。

やれやれ、よかった。

動物好きは遺伝。息子も幼い時から犬、猫が自然に寄ってきた。

捨て猫だったサビちゃん。寝返りの下敷きになっても息子から離れなかった。

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それがどうやら孫にも伝わったようで…。

ほるぷ出版のHPに、こんな動画がありました。

楽しくて、癒されます。



動画に出てくる「猫の写真の募集」は先月28日で終了。
なので、
もしかしたら動画は消されたかもしれないので、そのときはこちらを見てください。

「ねこは るすばん」


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制作者は90歳

世間ばなし➁
01 /04 2022
恒例の「おらが村の芸術家」さんの干支の作品をご紹介します。

昨年12月、もう「寅(虎)」さんは完成したかと見に行ったら、運よくご本人が…。
2021年の干支「丑」さんの化粧直し中。

「はげてきて可哀そうだから」と。

CIMG5758.jpg

で、2022年の干支「寅」はというと、

いました!

立派な家に悠然と巨漢を横たえ、眼光鋭くこちらをひと睨みしています。

檻の柵は可動式になっていて、この時は下ろしていました。

CIMG5747 (2)

近づいてみると、なんとも温和なお顔。

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傍らに花まで添えて…。

花といい虎さんのお顔といい、芸術家さんの優しさがにじみ出ています。

CIMG5754 (2)

おじさんはニコニコ嬉しそう。

ペンキの刷毛を忙しく動かしながら、
「来年が来りゃあ、俺、90歳になる」

たまげました。

だってとても90歳には見えないですから。
眼鏡なし。補聴器なし。足腰はピン。大きな声がまた明るい。

どう見ても「おじさん」。「おじいさん」とは呼べません。

傍らに立派な愛犬の墓があって、
墓石にはポップとコーン、2匹の名前が刻まれていました。

「それも俺が作ったんだよ。死んじゃったんでな。とうとう一人になっちゃった」

CIMG5759.jpg

自宅からここまで毎日、自転車でやってきて、
墓の前の座布団に座って、ワンちゃんたちと話をしていくのだという。

「寂しいよ。でも俺も年だで、犬はもう飼えないから我慢してる」

そんなご主人を墓前の黄色い座布団が、
「早く座ってお話しようよ」と誘っていた。

「あのね、おじさんの作品、毎年、ブログに書かせてもらっているんです。
みなさん、とても楽しみにしているので」と言ったら、

「いやー、それは…」と照れ笑いした。

今年も無事に、
「おらが村の芸術家」さんの干支の作品を見ることが出来ました。

90歳に万歳! そして、ありがとう!


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3匹のワン

世間ばなし➁
10 /25 2021
予定の記事に使いたい写真の許可願いを今、先方に出したところです。

許可をいただくまで、私の日常のひとこまでご勘弁を。

今の住居(コンクリ長屋)に転居したのが8年前。
家電も調度品も買い替えて心機一転。

ものを大量に捨てましたが、こうしてまた新たに買うので同じことのような。

本は三分の一ほどになりました。
処分してから、「あ、あれは取っておくべきだった」と後悔。

でもまあ、もう若くないんだからと自らを納得させて…。

これ、そのとき買った玄関マット。
CIMG5682 (4)

ひと目見て気に入って、何度も洗いつつ今も。

最初はワンちゃんたちを踏みつけるのが可哀そうで、
それで跨いでいましたが、今は踏みつけています。

もう8年も。

ささやかな玄関ですが、帰宅するとこの3匹がシッポを振ってくれてるような、
これまた、ささやかな幸せをかみしめて喜んでおります。

さて、最近よく食べるのが、農協マーケットの「わさび漬け」

実は夏の初め、猛烈な鼻炎に見舞われて。
たぶんエアコンのカビ。掃除が不十分だったようで、点けた途端、ハックション。

くしゃみ、鼻水が止まらず、やけくそで食べたのが「わさび漬け」です。
食べた途端、来ました! 鼻にツーン!

CIMG5712 (2)

で、なんと、このツーンでくしゃみ、鼻水がパタッと止まった。

エエーッ、まさかというわけで、それから売っているもの全部試してみた。
すべて地元農家さんの手作りで、味が違います。

どれも効き目はありましたが、私のお気に入りは、
家康が絶賛した日本のワサビ発祥の地「有東木」のわさび漬け。

ここは、国の重要無形文化財の盆踊りの集落です。
かつて私も毎年楽しませていただきました。

ささらやこきりこ、扇を持って踊ります。
この写真、今まで何度も使いましてすみません。

img138 - コピー

この「わさび漬け」、その集落のわさび農家の奥さんの手作り。
茎だけでなく本体もたくさん入って、酒かすは適宜。良心的なんです。

お医者さんから「まさか」と笑われたけど、鼻炎はそのまま終息しましたよ。

で、トウガラシわさびですが、辛み成分が違うんだそうです。
トウガラシ好きは怒りっぽくて、すぐトサカに来やすいという説があるけど、
どうなんでしょう。

私は本わさび派。本わさびは西洋わさびと違って辛さがマイルド。
辛みが足りないときは、砂糖をつけてすりおろすと辛くなります。

さて、ストーブの話です。

ストーブは8年前のものから、今年買い替えました。

まだまだ使えましたが、コードに足を引っかけて
コンセントの差込がひんまがってしまって…。

このごろこういう失敗が多くなりました。

で、買い替えたのがこちら。

CIMG5678 (2)

コロナのステンレスシーズヒーター、コアヒートスリム。

日本製、ヘルツフリー、コードが長いので選びました。

なかなか快適。
ですが、低温だとヒーターが黒いままです。

「赤い火」=「暖かい」という刷り込みがあるせいか、
あれっ?と思ったり。

視覚から感じる暖かさも重要かな、なんて思ったり。
でも、食事の時だけなので、これで充分。

あとは脱衣所とトイレに温風暖房欲しいけど、狭い家だし、
エアコンガンガンつけて、このストーブを活用すればいいか。

というわけで、私の冬支度はこれにて完了です。

で、試しに今日、この電気ストーブ、改めて検索したら、
私の購入時より2000円も安くなってた! 

うう…。見なきゃよかった。


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雨宮清子(ちから姫)

昔の若者たちが力くらべに使った「力石(ちからいし)」の歴史・民俗調査をしています。この消えゆく文化遺産のことをぜひ、知ってください。