亀がつないだ新発見
斎藤ワールド
2022年、新年早々の新発見です!
斎藤氏からの情報です。
数日前の降雪がウソのように、この日は風もなく暖か。
その陽気に誘われて斎藤さん、さっそくポタ。
関東地方、雪の夜。

雪が消えた中、穏やかな日差しを浴びて杉戸町へ。
街中に忘れられたような瀬戸物屋をみつけて、
もしかしたら探している「亀形の箸置き」があるかと思い入店。
箸置きはなかったが、亀つながりで栗橋八坂神社の石亀の話が出た。
八坂神社の亀です。

埼玉県久喜市栗橋北・八坂神社旧地の灯ろうの足元
話が弾んだ。
瀬戸物屋のおかみさんの実家が栗橋の舟戸町。
江戸川の築堤で実家はなくなったが、
数代前までは江戸川の廻船問屋だったという。
おかみさんはそこから杉戸町に嫁いできたが、
八坂神社のことはよくご存じで、代々の宮司さんのこともよく知っていた。
力石の話をしたら、
「近くの愛宕神社にもあるよ」と、思いがけない話が飛び出した。
こいつは春から縁起がいいや、とばかりに斎藤氏、愛車を走らせた。
ありました!
真新しい竹垣にしめ縄。新年の陽光を浴びて清々しい。

埼玉県杉戸町杉戸4-4-6 愛宕神社。49余×57×29㎝
嬉しくて、上からも撮った。
この神社には何度も通い、昨年もたびたび来たのに見つからず、
ないものと思っていた。

瀬戸物屋のおかみさんの話では、
「ここには老巨木のイチョウの洞に、銀杏観音(瑠璃観音)が鎮座しているが、
他に呼び物がない。その必要性を感じて氏子会で討議。
その結果、
昔からあった力石とさざれ石(重軽石=おもかるいし)を設置することにし、
2022年の正月に披露となった」とのこと。
刻字のない力石でわからなかったけれど、
氏子さんたちの間ではちゃんと伝承されていたんだと安堵。
できたてホヤホヤの説明板もしっかりカメラに収めた。

しかし、神社関係者にも保存の経緯を聞いてみようと再度、愛宕神社へ。
ちょうど神社の会館で氏子さんたちが慰労会の真っ最中。
幹部の方からお話を聞くことができた。
それによると、
● 神社に力石やさざれ石があることは、誰一人知らなかった。
● 昨年、町役場から「愛宕神社の力石とさざれ石が載った文献がある」
との連絡があり、氏子たちが石を探したが見つからなかった。
● そこで役場の人に来てもらい、見つけることができた。
● 説明文は氏子の作成。
● さざれ石は社殿内で保管している。
さすが斎藤さんです。
しかし、幹部の方の、
「力石は今年初めに設置し、正月参拝者に披露した」
の説明に疑問を持ち、再度、確認したが、「今年初めに設置した」と断言。
うーん。 今年初めっていつなんだろう?
神社に出向く前に、
瀬戸物屋のおかみさんに、力石があった元の場所を聞いておいた。
力石は、石塔の前の棕櫚の木の根元にあったそうです。

この力石を移動する際、
向かいの家(元・酒屋)から、「この石はうちの所有物」とクレームがあったが、
境内にきれいに設置されたのを見て納得。感謝していたとのこと。
酒屋さん時代に使用人たちがこれで力くらべをやったのかもしれないですね。
でもあのように放置され、誰にも知られず土に埋もれていくより、
こうして皆さんに注目され、可愛がられる方が石も喜びます。
役場で文献を発掘し、氏子さんたちのご尽力で、
愛宕神社に新たな歴史が加わりました。
元・酒屋さんにはぜひ、昔の力持ちの話などお願いしたいですね。
生まれ変わったこの力石、コロナで疲弊し希望をなくした若者たちに、
きっと「力」を与えてくれると信じています。

情報をもたらしてくださった瀬戸物屋さんに、感謝!
ーーーーー
路傍学会長さんやへいへいさんからの新発見、
着手しないままになっておりますが、必ずご紹介してまいります。
それまで今しばらくのご猶予を。
また、力石を取り上げてくださったブログのご紹介も、
順次、させていただきますのでこちらもしばしお待ちください。

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斎藤氏からの情報です。
数日前の降雪がウソのように、この日は風もなく暖か。
その陽気に誘われて斎藤さん、さっそくポタ。
関東地方、雪の夜。

雪が消えた中、穏やかな日差しを浴びて杉戸町へ。
街中に忘れられたような瀬戸物屋をみつけて、
もしかしたら探している「亀形の箸置き」があるかと思い入店。
箸置きはなかったが、亀つながりで栗橋八坂神社の石亀の話が出た。
八坂神社の亀です。

埼玉県久喜市栗橋北・八坂神社旧地の灯ろうの足元
話が弾んだ。
瀬戸物屋のおかみさんの実家が栗橋の舟戸町。
江戸川の築堤で実家はなくなったが、
数代前までは江戸川の廻船問屋だったという。
おかみさんはそこから杉戸町に嫁いできたが、
八坂神社のことはよくご存じで、代々の宮司さんのこともよく知っていた。
力石の話をしたら、
「近くの愛宕神社にもあるよ」と、思いがけない話が飛び出した。
こいつは春から縁起がいいや、とばかりに斎藤氏、愛車を走らせた。
ありました!
真新しい竹垣にしめ縄。新年の陽光を浴びて清々しい。

埼玉県杉戸町杉戸4-4-6 愛宕神社。49余×57×29㎝
嬉しくて、上からも撮った。
この神社には何度も通い、昨年もたびたび来たのに見つからず、
ないものと思っていた。

瀬戸物屋のおかみさんの話では、
「ここには老巨木のイチョウの洞に、銀杏観音(瑠璃観音)が鎮座しているが、
他に呼び物がない。その必要性を感じて氏子会で討議。
その結果、
昔からあった力石とさざれ石(重軽石=おもかるいし)を設置することにし、
2022年の正月に披露となった」とのこと。
刻字のない力石でわからなかったけれど、
氏子さんたちの間ではちゃんと伝承されていたんだと安堵。
できたてホヤホヤの説明板もしっかりカメラに収めた。

しかし、神社関係者にも保存の経緯を聞いてみようと再度、愛宕神社へ。
ちょうど神社の会館で氏子さんたちが慰労会の真っ最中。
幹部の方からお話を聞くことができた。
それによると、
● 神社に力石やさざれ石があることは、誰一人知らなかった。
● 昨年、町役場から「愛宕神社の力石とさざれ石が載った文献がある」
との連絡があり、氏子たちが石を探したが見つからなかった。
● そこで役場の人に来てもらい、見つけることができた。
● 説明文は氏子の作成。
● さざれ石は社殿内で保管している。
さすが斎藤さんです。
しかし、幹部の方の、
「力石は今年初めに設置し、正月参拝者に披露した」
の説明に疑問を持ち、再度、確認したが、「今年初めに設置した」と断言。
うーん。 今年初めっていつなんだろう?
神社に出向く前に、
瀬戸物屋のおかみさんに、力石があった元の場所を聞いておいた。
力石は、石塔の前の棕櫚の木の根元にあったそうです。

この力石を移動する際、
向かいの家(元・酒屋)から、「この石はうちの所有物」とクレームがあったが、
境内にきれいに設置されたのを見て納得。感謝していたとのこと。
酒屋さん時代に使用人たちがこれで力くらべをやったのかもしれないですね。
でもあのように放置され、誰にも知られず土に埋もれていくより、
こうして皆さんに注目され、可愛がられる方が石も喜びます。
役場で文献を発掘し、氏子さんたちのご尽力で、
愛宕神社に新たな歴史が加わりました。
元・酒屋さんにはぜひ、昔の力持ちの話などお願いしたいですね。
生まれ変わったこの力石、コロナで疲弊し希望をなくした若者たちに、
きっと「力」を与えてくれると信じています。

情報をもたらしてくださった瀬戸物屋さんに、感謝!

路傍学会長さんやへいへいさんからの新発見、
着手しないままになっておりますが、必ずご紹介してまいります。
それまで今しばらくのご猶予を。
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