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石は黙ってものを言ふ

やりましたねぇ、斎藤さん。

久々の新発見。
持ち前のド根性で、菅原天神社での汚名返上です。

「三ノ宮卯之助」の途中ですが、斎藤氏のこの快挙をお伝えします。

発見場所は、埼玉県白岡市の稲荷神社。

この日、ポタリングでここを通りかかった斎藤氏、
偶然、力石を発見。しかも2個も。

720個目の新発見です!

斎藤新発見1
埼玉県白岡市千駄野814・稲荷神社

「実は2007年11月に、ここで1個発見しているんです。
それでもうないだろうと思っていたのに。

うっすらと刻字が見えて。あ、力石だ! と。
当時、見逃したのだろうか。それともその後にどこからか移動してきたのか」

判読に苦労したが、どうにか読めた。

「宝永四丁□□ □□□□□目」

宝永四年は今から314年も前です。
この年、富士山が大爆発。宝永山ができた。

314年も前にこの石は、村の若者たちと共にいたんですねぇ。

斎藤新発見3
58×34×29㎝

もう一つはこちら。

かなり傷だらけですが、わざわざここに置いたということは、
「これは力石だ」との言い伝えが残っていたからでしょう。

不思議ですね。

どこから見ても価値のない石だけれど、
昔、これを担いだ若者たちのがそうさせるのか、

今もこうして捨てられずに居座っている。

斎藤新発見4
57×25×20㎝

こちらは2007年に発見した力石です。

「当時は隣りの千駄野自治会館の裏に、半ば埋没していたんです。
それが神社の脇に移動していました。

住所も当時は南埼玉郡白岡町千駄野だったのが、
今は、白岡市千駄野。

あれから14年。時の流れを感じます」と斎藤氏。

斎藤新発見5
62×40×15余㎝


   
   

         杵淵彦太郎氏に
              君、石を愛し給えば、


    石は黙ってものを言ふ
   直に心にものを言ふ

   雨には濡れて日に乾き
   石は百年易(かわ)らない

   流れる水にさからって
   石は千年動かない



                堀口大学「人間の歌」


     ーーーーー◇ーーーーー

高島先生ブログ(5月4日)

「兵庫県豊岡市出石町口・小野地蔵堂」


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だるまさんがころんだ

みなさま、地震、大丈夫でしたか?

前回の大地震のときは揺れが長くて、おもわず外へでましたが、
鉄筋の建物が左右にしなうのを見て、ゾッとしました。

今回は2回来ましたが、ゆらりとしただけで済みました。
みんな同じ地面で繋がっていることを実感しています。

    
     ーーーーー◇ーーーーー

苔むしただるまさんをお見せします。

コンクリート製だそうです。珍しいですね。
どなたかが思いを込めて制作したはずですが、今は路傍に野ざらし。

斎藤氏によれば、あと2体あったとか。

石造物の「老後」もいろいろ。

同じように苔におおわれても、

このだるまさんのように、残念な晩節の石造物もあれば、
年輪を重ねるごとに見る人に安らぎを与え、敬われる石仏もあります。

春日部市の達磨
春日部市市内・路傍

女性蔑視発言で叩かれまくったオリ・パラの森会長さん。
見事に古き悪しき時代を見せてくれました。

ああいう発言、あのくらいのご老人からは今も普通に浴びせられます。
思っていても口には出さないお利口さんも大勢います。

女に学問はいらない。口の達者な女は嫁の貰い手がない。
男は男というだけで女より優れている。女は男を鼓舞するだけの存在でいい。

昔、仕事のため保育園入園を希望したら、役人からこう言われた、

「あんたの亭主は、女房を働かせなければならないほど稼ぎがないのか」と。

そういう時代の、ことに権力を握った男たちには、
たぶん、あの発言が、
なぜ、女性蔑視になるのか理解できないのでは、と思います。

で、そういう男性は得てして、自分の妻や娘や孫娘には気を遣うんですよね。

と、ブツブツ独り言を言っていたら、
杉戸町の石材彫刻店のだるまさんが、首をすくめつつ声を掛けてきた。

杉戸町の達磨
埼玉県葛飾郡杉戸町・郊外

「いやー、めんぼくない。ホント、男ってやつはちっとも進歩がない」

「いえいえ、同年配のご婦人方にも責任の一端はありますよ」と私。

そういう価値観が染みついているせいか、
はたまた蔑視発言を聞いて笑ったという会場の男達のように、
媚びて言うのかはわかりませんが、

町内会の会合でもみなさん、当然のようにこう言いますから。

「やっぱり上に立つのは男でなくちゃ

するとだるまさん、ますます恐縮の体(てい)で、
「男なんて見掛け倒しでサ。このわしだって、強そうなのは外見ばかりだし」

と、デカイ目玉で天を仰いだ。

さてこの辺で、私のだるまさんのご披露といきますか。

これです。
CIMG5426 (2)

タテヨコ1cmほどの小さなだるまさんです。
横のボールペンが巨大に見えます。

目が出たり引っ込んだりします。

果たして私の人生の芽、出たのでしょうか(笑)

さて、ゆえあって只今禁酒中の斎藤氏、
ノンアルコールの缶ビールを飲んでいた時、思わぬ発見をしてニンマリ。

「こんなところに、ミニだるまが…」

あ、確かに白いだるまさんに見えますね。

斎藤氏、いわく。
「アフロヘアのジャズメン? それともNBAの八村塁選手か?」

IMG_0391.jpg

コロナ禍、不景気、災害、経済格差、貧困に、
あの性差別発言が追い打ちをかけて、人の心をより暗くしたのは確かです。

ですが、それは偶然あぶりだされた一現象にすぎない。

巨額のお金が飛び交うスポーツの祭典に、違和感を持つのは私だけだろうか。
置いてけぼりを食った庶民には、もはや夢も希望も高揚感もない。

57年前の東京オリンピックでは、日本中が沸き立っていたけれど、
あの輝きと一体感はもう望めそうにないし、望む気持ちも失せました。

83歳の次は84歳のリーダーだそうで…。

「老成円熟」という言葉が持つ重みから程遠い事態にぶったまげて、

だるまさんが転んじゃった!


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不撓不屈(ふとうふくつ)

斎藤氏から「路上観察物件」が届きました。

先月中旬に見つけただるまさん4態です。

「睦月も中旬なら、ノー密だろう」と、
栃木県佐野市の「佐野厄除大師」へ出かけた斎藤氏。

引いたおみくじは吉。
願い事や健康運はすべて良し。

「気をよくして有名な佐野ラーメンを食べました」

気持ちもお腹も満ち足りて、ブラブラ歩いているとなにやら気配が…。

視線の先にあったのは木彫りのだるまさんです。

佐野市の達磨
栃木県佐野市

はんこ屋さんのウインドーに、ひたすら座っていました。

目入れはまだ片っぽだけ。願いが叶わなかったのでしょうか。

「脱はんこ」なんて言われたせいか、元気がありません。

思わず幸手市の石材店のだるまさんが声を掛けました。

「なんだいなんだい! 不景気なツラしやがって」

幸手市の達磨
埼玉県幸手市

太い眉毛にどんぐりまなこ。
不撓不屈(ふとうふくつ)の精神がみなぎっています。

このだるまさん、日がな一日、交差点の角に座って、
行き交う人々ににらみを利かせているとか。

そういえば、この前、やり玉にあげられていましたねぇ。
このご時世に、深夜徘徊の政治家さんたち。

選挙のときは大真面目にだるまさんを持ち出すけれど、
勝てば官軍で、
たちまち手足を生やして「夜のクラブ活動」にご精勤。

仕事も住まいも失くし、食べるものもない国民が大勢いるというのに。

ほら、幸手のだるまさん、あまりの情けなさに泣いてますよ!


<つづく>


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UFO?

斎藤氏から不思議な写真が送られてきました。

いつもは饒舌な方が、興奮を押さえているのか言葉少なに、

「ずっと浮かんだままでした。UFOだかどうだか…」

これです。場所は埼玉県。

ufo.jpg

雲のような気球のような…。
その下方、左右にも似たような球体がうっすらと二つ見えます。

拡大すると、うわっ、変な光がたくさん乗っかってる!

IMG_0237.jpg

もっと拡大したら、

うわっ! うわっ! UFOだよ、これ!

ufo_20210203130028e92.jpg

私も不思議な物体を見たことがあります。

もうずいぶん昔のことです。
東京からここへ転居してきた年の夏祭りの夜でした。

会場を早めに後にして、
真っ暗な川沿いの道を、家族4人で家へ向かっていた時、

左手の標高200mにも満たない山の端に、
突然、巨大なオレンジ色の物体が浮かんだのです。

丸い鳥かごを二つ重ねたような形で、強烈な閃光を放っていて…。

それが突然、内側と外側の鳥かごが逆方向に回転しはじめ、
半回転したところで、物体そのものがパッと消えた。

「あ、あ」という間に消えてしまったんです。

と、ここまで書いたところで、斎藤氏から第2報が…。

「気になって目撃した場所の某量販店へ、本日、再び行ってみました。
先日と同じ場所のベンチに座ったら、やっぱり浮かんでいる。

でも少しも動かないのでオカシイと思い、店内を見まわしたら、
なんのことはない、天井のダウンライトが窓ガラスに映っていただけでした」

ああーっ、いっぱい食わされた!

でもおかしくておかしくて、久々に大笑いしたのでありました。


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黄子と黒平

力石の大先輩・斎藤氏。

この人なくして私のブログは成り立たちません。

コロナ禍と炎天のもとでも今までと変わらず、
名もないお堂や路地裏、墓地に至るまで調査を続けています。

その足として斎藤氏を助けているのが自転車です。
「間宮家」の話の途中ですが、今回は斎藤氏の相棒をご紹介します。

相棒は二人。

一人は40年以上も連れ添った「黄子(きこ)嬢です。

「新発見の力石と」
1黄子
埼玉県杉戸町遠野

「メーカー名は忘れましたが、
昭和の純国産の婦人車、いわゆるママチャリです。
もう40年以上も乗っていますが実に丈夫。やはり昔の国産車は凄いですね」

「小坊主たちと」
2黄子
千葉県野田市内

「力石新発見は、彼女なしでは考えられません。

最高の相棒です」

相棒のおかげか、斎藤氏はこれまでに718個もの力石を新発見しています。

個人でこれだけの数を発見した人は、全国で斎藤氏だけだと思います。

最初の新発見は、2005年7月21日。これです。

img20200904_14483598 (2)
埼玉県春日部市粕壁 「粕壁神明社」 70×54×29㎝ 70×48×28㎝

  「奉納 六十貫 文政元年 □月□□」
  「奉納 四十五貫 □政元年」


「このときは結構冷静でした」

というのも、この2か月前、斎藤氏は大発見をしているんです。

長い間行方不明だった三ノ宮卯之助「指石」(赤丸)を、
既存の力石3個の隣りの土中から発見したのです。

この4個の力石は、のちに越谷市の民俗文化財になりました。
img698_202009041539189a1.jpg
埼玉県越谷市三野宮(香取)神社

「このときは興奮して、相当ドキドキして…。

白昼、オヤジが神社の片隅で、何やら地面をほじくっている姿は相当ヤバイ。
完全に不審者ですからね。それもドキドキの一部です」

そりゃあもう、日本一の力持ち・卯之助の石を掘り当てたのですから、
興奮せずにはいられませんよね。

この卯之助石について、以下に詳しく書きましたのでぜひお読みください。

「荒れた神社の境内に…」

「金乗院にて」
3黄子
千葉県野田市桐ケ作

斎藤氏のもう一人の相棒、「黒平(くろへい)くんをご紹介します。

ブロンプトンというイギリスの純製品。折り畳み式。

遠方の力石調査に輪行するために購入。

※「輪行」=袋に自転車を詰めて電車やバスなどで、
     目的地近くの駅やバス停へ移動すること。

「桝田家住宅横(旧桝田廻船問屋)」
1黒平
千葉県野田市今上

「黄子はもうおばあちゃんなので鍵は一個ですが、
黒平はまだ新しく知名度もあるので、盗難防止に鍵は2個」

「そのうちの一つは地球ロックといって、
電信柱などの地面に直結しているものに結んでいます」

「神明神社」
2黒平
千葉県野田市関宿内町

「信じられないほど小さく折り畳めますが、思っていたより重たい。
遠方の情報不足や体力の衰えから、
黄子よりも出番はかなり少なくなったので、黒平からブーブー言われています」

「そんなわけで黄子の一人舞台になりがちなので、
たま~に郊外へ連れていってあげています」

「熊野神社」
3黒平
茨城県境町稲尾

「両方とも色から名づけました。
時々会話しながら走っています(笑)」

みなさまのお近くで、

この「黄子(きこ)さんと「黒平(くろへい)くんを見かけたら、

調査へのご理解とご協力をお願いいたします。



       

      ーーーーー◇ーーーーー

高島先生ブログ(9・6)

「神奈川県藤沢市遠藤・御嶽神社」

西国の師匠・高島先生、東国の大先輩・斎藤氏、
この素晴らしい指導者との出会いが、私を生かしてくれています。

両手にミツバチ。
だとすると私は女王バチ? なんちゃって。


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プロフィール

雨宮清子(ちから姫)

Author:雨宮清子(ちから姫)
昔の若者たちのスポーツ「石上げ」に使われた「力石(ちからいし)」の歴史・民俗を調査研究しています。力石のことを少しでも知っていただけたら嬉しいです。

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