この石に光を
力石の研究者
今年もいろいろなことがありました。
ブログが三重県総合博物館へ収蔵されたこと。
万治石の保存式典に招んでいただいたこと。
そして、なによりも嬉しかったのは、
力石の調査に精力的に取り組んでいらっしゃる方の出現です。
どうやら「力石病」に罹患してしまったようで…。
この病い、感染力は弱いけど一度かかったら完治は難しいです(笑)
とにかく写真が素晴らしい。だから力石も引き立ちます。
そんな「へいへいさん」のブログから2点、ご紹介します。
埼玉県は日本最多の力石保有県です。
当然、過去から現在まで研究者がたくさんいました。
だから、もう新発見はないだろうと思われていたのに、
へいへいさん、見つけてしまったんです。
こちらです。

寺の本堂の横に無造作に置かれた石の一つだったとか。
「奉納 三十二メ 御寶前 東京新𣘺
施主 鈴木源十」
発見場所の寺です。

埼玉県比企郡川島町・圓福寺
詳しくは以下をご覧ください。
「力石がいっぱいだぁ~」
このお寺、境内を整備中でしょうか。
せっかくの新発見。
このままその他大勢の石にされてしまいそうで心配です。
二つ目をご紹介します。
どこの地域でも、大切に保存された力石もあれば、
草むらや道端にただ転がされているものもあります。
下の記事はへいへいさんが、
「もったいない、もったいない」と
心を痛めつつ記録した一つです。
「土留の力石」
それもそのはず。
粗末に扱われていたのは三ノ宮卯之助石でしたから。
卯之助石はこの中にあります。

埼玉県さいたま市岩槻区新方須賀・香取稲荷神社
こちらはさいたま市在住の酒井正氏が描いた同じ場所です。
酒井氏は写真ではなく、すべてスケッチで残しています。

力石研究者ならだれもが憧れる三ノ宮卯之助の石が、
ここでは土留石にされていたんです。
「奉納 三十貫目 須賀村 三野宮卯之助指之」
本当にもったいないですね。
実はここにはあと2個、刻字の力石があります。
これです。

42余×48×34㎝ 54余×42×35㎝
下は三野宮卯之助の力石です。
左が酒井氏の2005年以前のスケッチ。
右はへいへいさんが今年撮影した卯之助石です。

54×42余×25余㎝
へいへいさん、記事の最後にこんな言葉を綴っています。
「さいたま市教育委員会のみなさま、
この石に光をあててください」
これは力石に携わるみんなの願いでもあります。
※参考文献・画像提供/ブログ「へいへいのスタジオ2010」
/「さいたま市の力石」高島愼助・酒井正
岩田書院 2005

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ブログが三重県総合博物館へ収蔵されたこと。
万治石の保存式典に招んでいただいたこと。
そして、なによりも嬉しかったのは、
力石の調査に精力的に取り組んでいらっしゃる方の出現です。
どうやら「力石病」に罹患してしまったようで…。
この病い、感染力は弱いけど一度かかったら完治は難しいです(笑)
とにかく写真が素晴らしい。だから力石も引き立ちます。
そんな「へいへいさん」のブログから2点、ご紹介します。
埼玉県は日本最多の力石保有県です。
当然、過去から現在まで研究者がたくさんいました。
だから、もう新発見はないだろうと思われていたのに、
へいへいさん、見つけてしまったんです。
こちらです。

寺の本堂の横に無造作に置かれた石の一つだったとか。
「奉納 三十二メ 御寶前 東京新𣘺
施主 鈴木源十」
発見場所の寺です。

埼玉県比企郡川島町・圓福寺
詳しくは以下をご覧ください。
「力石がいっぱいだぁ~」
このお寺、境内を整備中でしょうか。
せっかくの新発見。
このままその他大勢の石にされてしまいそうで心配です。
二つ目をご紹介します。
どこの地域でも、大切に保存された力石もあれば、
草むらや道端にただ転がされているものもあります。
下の記事はへいへいさんが、
「もったいない、もったいない」と
心を痛めつつ記録した一つです。
「土留の力石」
それもそのはず。
粗末に扱われていたのは三ノ宮卯之助石でしたから。
卯之助石はこの中にあります。

埼玉県さいたま市岩槻区新方須賀・香取稲荷神社
こちらはさいたま市在住の酒井正氏が描いた同じ場所です。
酒井氏は写真ではなく、すべてスケッチで残しています。

力石研究者ならだれもが憧れる三ノ宮卯之助の石が、
ここでは土留石にされていたんです。
「奉納 三十貫目 須賀村 三野宮卯之助指之」
本当にもったいないですね。
実はここにはあと2個、刻字の力石があります。
これです。

42余×48×34㎝ 54余×42×35㎝
下は三野宮卯之助の力石です。
左が酒井氏の2005年以前のスケッチ。
右はへいへいさんが今年撮影した卯之助石です。


54×42余×25余㎝
へいへいさん、記事の最後にこんな言葉を綴っています。
「さいたま市教育委員会のみなさま、
この石に光をあててください」
これは力石に携わるみんなの願いでもあります。
※参考文献・画像提供/ブログ「へいへいのスタジオ2010」
/「さいたま市の力石」高島愼助・酒井正
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