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力持碑

「力石建立祭り」から「力持ち復活」、
続いて、深川佐賀町の「江戸式力持愛好会」が文化財指定を受けるなど、
コトはトントン拍子に運んだ。

これを機に「力持愛好会」は、名称を「深川力持睦会」に変更。

そして今度はこれを記念した「力持碑」の建立の話が持ち上がり、
文化財指定の翌昭和32年、多くの支援者の尽力で、
富岡八幡宮の本社殿西側に立派な碑が立てられた。

これがその「力持碑」です。
CIMG0784_20190118200341aa5.jpg
東京都江東区富岡・富岡八幡宮

碑文
「東京都無形文化財 力持碑                
                        山崎種二謹書 

碑の揮毫者の山崎種二氏は、米と株の相場師で「山種証券」の創始者です。
趣味は日本画蒐集。作品は現在、山種美術館に収蔵。

碑の由来、少し長くなりますがここに全文を載せます。
読みやすいように適当に区切りました。

力持は昭和三十一年十一月二十四日、無形文化財に指定され、
現在「木場の角乗り」とともに、江東区が誇る郷土文化財である。
この力持の技芸は深川佐賀町を中心として、
その周辺に江戸時代より伝わるもので、

その沿革は文献には乏しいが、当時、國持大名が自領の藩米を
江戸へ廻送して之れを浅草蔵前の札差(ふださし=米問屋の仲買)に託して
処理したもので、札差による米穀倉庫業の発達繁栄に伴ひ、
これに従事する者の余技とする力自慢の技に、江戸の下町趣味の芸能と、

更にスポーツ的娯楽の加味されたのが現在の力持の曲技で、
明治以後においても隅田川の東西河岸の倉庫や問屋などで、
その従業員達の間で盛んに行われてきたが、時代の変遷で衰退した。

しかし近年漸く(ようやく)この力持の技芸を復興させようとする機運が
次第に高まり、深川力持睦会が組織されたのである。

初代会長 福士民蔵 二代目会長 鶴岡亀吉 三代目会長 高橋菊蔵

初代会長の福士民蔵は郷土史家。
鶴岡亀吉さんは詳細不明。でも鶴と亀だなんて縁起がいい。

三代目の高橋菊蔵は紀文稲荷神社の「山水」石を始め、
5個の力石を残した力持ちです。

富岡八幡宮です。
CIMG0780_201901182145546b7.jpg

ここの神社で有名なのがこれ。
ドカンと重厚な「横綱力士碑」です。

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こちらは人影もまばら。
碑も文字も弱気な「大関力士碑」です。

CIMG0795 (2)

※本日は講演です。力石と地元の石造物の話をしてきます。
 うまくお話できますよう、みなさん、応援していてくださいね。
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力持ち、文化財になる

=追記=

ブログ「山の彼方に」の管理人さんの安田氏が力石を紹介してくださいました。
どうぞご覧ください。
リンクの表示、何度やっても失敗。
もうしわけありませんが、リンク蘭からお入りください。

    ーーーーー◇ーーーーー

紀文稲荷神社の祭礼で、復活を確固たるものにした佐賀町の力持ちたちは、
翌昭和30年、
今度は日比谷公会堂での「第四回東京都郷土芸能大会」に出場。

これが認められて、翌31年、
「東京都無形民俗文化財」指定という快挙を果たします。

当時はバーベルを使ったウエイトリフティングでさえ、
「ただ馬鹿力を出すだけのもの」と蔑視されていた時代です。
それが「文化財」として認められたのですから、
どんなに嬉しかったことでしょう。

会の名称も「深川力持睦会」と変えて旗揚げ。

DSC_6186.jpg

ここから彼らの熱演をとくとご覧ください。
昭和30年当時の「睦会」の方々です。

「箱受け」と「長柄受け」です。(と思うのですが…。心もとなくてすみません)

DSC_6189.jpg DSC_6195.jpg

米俵の片手差しとござい」     「かたや酒樽の両手差しでござりまする」

DSC_6198.jpg DSC_6199.jpg

腹の上に米俵と舟と酒樽と人を乗せた「腹受け」です。

「もう命がけですわ」

DSC_6200.jpg DSC_6203.jpg
 
江戸の昔から営々と築いてきたこの伝統を、
ついに文化財として認めさせた功労者の一人に
「物流の父」と言われた平原直氏がいました。

その平原氏と「深川力持睦会」の方々です。

DSC_6183.jpg

功労者の中に、深川郷土史の研究者で、「睦会」初代会長の
福士民蔵という方がおられたそうですが、
詳細をご存知の方、ご一報いただけたら嬉しいです。
弟さんは民衆詩人の福士幸次郎氏とのことです。

私は2015年、やっと「深川力持睦会」の名演技を見ることができました。
演技を終了したばかりのメンバーさんたち、
快く写真撮影に応じてくださいました。

CIMG2494_20190113090103b5f.jpg
東京都江東区・木場公園。「江東区民祭」にて。

こうして伝統が受け継がれていくのはすごく嬉しいです。
ですが、
力石の登場がなかったのが、チト寂しい。 


※画像は平原直撮影、流通経済大学所蔵で現在、物流博物館に保管。

佐賀町の力持ちたち

「神田川徳蔵物語」に戻ります。

古谷野庫太郎の「力石建立祭り」をきっかけに、
かつての力持ち仲間の間で、力持ち復活への機運が生まれます。

その中心にいたのが深川佐賀町の力持ちたちです。
昭和29年に「江戸式力持愛好会」を結成した彼らは、
その年の6月、紀文稲荷神社の祭礼で力持ちの秘芸すべてを公開。

そんな彼らが残していった力石群です。
2斎藤保夫撮影
東京都江東区永代・紀文稲荷神社

大活躍した根本宇平、根本正平の「大判」(右)と
高橋菊蔵の「山水」(左)です。

4斎藤保夫撮影

「江戸の華 五人持ち」(布袋の川越し)です。
演者は、
根本正平、藤井熊吉、秋元末吉、山崎万平、井原浅吉、鈴木次郎。

DSC_6202.jpg

「山水」石に名を残した高橋菊蔵は、「俵筆文字書き」を披露。

こちらは明治の力持ち・本町東助の「俵筆文字書き」です。
菊蔵さんもこんなふうに書いたのでしょうね。

img101 (3)
「酔うて候 河鍋暁斎と幕末明治の書画会」
成田山書道美術館・河鍋暁斎記念美術館 思文閣出版 2008

ここにはこんな石もあります。
形が「なまこ」に似ているところから命名された「なまこ」石です。
昭和34年の新しい力石で、力持ちの名は「吉五郎」。

3斎藤保夫撮影

下の動画は、平成を代表する力持ち・大江誉志さんです。
大江さんは姫路市で、明治初年に一人しか上げられなかった石、
「上がらずの石」を150年ぶりに上げた人です。

岐阜在住で「東海力石の会」を主宰。

石上げの実際をご覧ください。

大江さんの雄姿と、徳蔵や古谷野、佐賀町の力持ちたちの姿が重なります。
往年の力持ちたちも、きっとこんなふうに力石を担いだのだと思います。


石川県小松市・白山神社

どうぶつえ~ん!

タイ・サファリワールドから静岡市立日本平動物園へやってきた
シロクマ「バニラ」ちゃんの、タイから日本までの輸送の動画があります。



ーーーーー◇ーーーーー

行ってきました。「日本平動物園」 (静岡市駿河区池田)
何年ぶりかなあ。

本日は水中の動物館ばかりを回りました。

「ペンギン館」です。
CIMG4628.jpg

この坊や、両手をいっぱい広げてペンギンを捕まえようとしますが、
ガラスがありますものねえ。

ゴマフアザラシです。
「ズズズズーッ。下へまいりまァ~す」

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「今度は昇りアザラシでござい。ポワ~ン」

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「またまた下りま~す。ズズズーッ」

CIMG4603.jpg

「またまた昇りま~す。
ポヨッ! 坊ちゃん嬢ちゃん、また会いましたねえ。
昇ったり下ったり、もうおもしろくて病み付きですワ」

CIMG4607.jpg

「シロクマ館」です。
おいおい、いきなり足のお出迎えですか。

ロッシ―の巨大な後ろ足です。
CIMG4594.jpg

ロシアからやってきた「ロッシ―」とロッシ―のお嫁さん「バニラ」です。
バニラはタイのサファリワールドからやってきた若さはじける美人さん。。

CIMG4601.jpg

「おっ! ガキらが”こっちへ来てェー”なんて騒いでるぞ。
しゃあない。お正月だもんな。特別に大サービスしてやるか」

CIMG4609.jpg

「よい子のみなさん、こんにちは!
今年も元気にがんばれよ!」

CIMG4619.jpg

たぶんこのクマさんが「バニラ」。ロッシ―より一回り小さくて色白です。
おまけ。
雪と遊ぶバニラです。

CIMG4613.jpg

    ーーーーー◇ーーーーー

※ウキウキ出かけた動物園。
 でも本年の初怒りです。しずてつバスに怒、怒ーっ!
 満員の日本平ロープウエイ行き。走り出してから14,5分たったころ、
 外国人観光客の喧騒の中で切れ切れに聞こえてきた運転手の声。
 「誰も降りる人がいないようなので日本平へ直行します」

 私、慌てましたよ。急いで運転手の元へ。
 「えっ」と迷惑そうな顔で、「一人いたので寄ります」とアナウンス。
 なんだか乗客の目が私に突き刺さる。
 そこから二つ目の東静岡駅バス停では15人程乗り込んだ。
 なんと、この人たち全員、私と同じ動物園入口で降りたのです。
 
 東静岡駅のバス停は本線から離れた奥へ入ったところにあります。
 直行していたら、私は日本平山頂まで連れて行かれ、
 この人たちは乗ることすらできなかった。
 バスが遅れて急いでいたとしても、ちょっとひどくない?

 ゴマフアザラシくんやシロクマさんが、水中から言っていたような…。
 「いやなことは水に流して、今日一日楽しんで行ってチョ」 

新年、おめでとうございます

春を迎えて


CIMG4382.jpg


本年もよろしくお願いいたします。


近所のおじさん作。ウリ坊も作りました。
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「ケガすると可哀そうだから靴履かせたよ。ワッハッハ」とおじさん。

これは後ろ足。
CIMG4585.jpg

孫の靴を履かせられたイノシシ君。
今年一年、がんばってくださいね!

でも畑を荒らすのはほどほどに。
プロフィール

雨宮清子(ちから姫)

Author:雨宮清子(ちから姫)
昔の若者たちのスポーツ「石上げ」に使われた「力石(ちからいし)」の歴史・民俗を調査研究しています。今、「力石からバーベルへの道」を書いています。

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